ヨリが戻せるものなら、もどすのもいいんじゃないですか。「焼けぼっくいに火がつく」という言葉もありますから、ヨリをもどしたらものすごいいい感じになったというケースはままあることです。これは周りから見れば大迷惑のとんでもないカップルかもしれませんが、恋愛は善玉でやりきれるものではありませんから、この際わがままを通すべきだと私は思います。
いろいろなことで迷ったり、他の人と浮気して自分の魅力を確認してみたり、別れを繰り返したり、離れてみることで相手のことがよく見えたり……こういうことをよくやる人というのは自分に自信がない人です。表向き突っ張っている人ほどそうで、相手を見る目や相手にとっている自分の態度に自信がないのです。と言っても、自信に満ちた人はそんなにいませんから、自分の気持ちがよくわからなければもう一度近づいて相手を確認するのは決して悪いことではありません。彼とよりをもどしたとして、「彼にはやっぱり何か大切なものが欠けている」ともしあなたが思ったとしたら、これはうまくいかないでしょう。けれど、それはそのときです。もし近づいて打ちのめされたとしても、遠くで考えているより近くで見たほうがハッキリ見えますから、モヤモヤしているより自分の気持ちもサッパリするでしょう。モヤモヤと彼との選択肢がいつまでもちらついていると、次にいけませんからそれはそれで次へのステップになるはずです。いい感じの女の子と付き合っているようだからと遠慮することもありません。これは噂に過ぎないわけで、実際に彼女が感じが良いかどうかは分かりません。第一、彼女が彼に本当に惹かれているかどうかも分かりません。仮に、もしふたりが本当に愛し合っていたとしたら、あなたがよりをもどそうと近づいてもびくともしないはずです。逆に、彼に問題があるとしたらバカな男の子にひっかかっているのを助けたことになって、他の男性を見つけられるいい機会になるかもしれません。というように、相手に良い結果をもたらすこともあるわけで、恋愛においては何事も自分に都合良く考えたほうがいいのです。