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愛情とはからだとからだをよせて、さむさをあたためあうようなことなのだ
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人の想いというものには、色もなく、音もなく、形もなく、香りも味もありません。
どんなに大きく強い想いでも、深い思いやりでも、
「これが愛です」と示すのは難しいことです。

また、出会ったばかりの男女の燃えるような愛情もあれば、長年連れ添った夫婦のおだやかな愛情、親子の無償の愛情など、相手によっても強さや熱量は違います。

しかし、どんな場合でも等しくいえること、それが今回の恋愛格言
「愛情とはからだとからだをよせて、さむさをあたためあうことなのだ」
です。

そしてこの詩は
「それ以上のなにごとでなくても、それだけで充分すぎるではないか」
と締めくくられています。

この言葉は、金子光晴が72歳の時に出版された詩集
『若葉のうた-孫娘・その名は若葉』(金子光晴/勁草書房)の中に収められた
「愛情について」の中に登場します。

ほとんどが孫娘への愛をうたっている詩集の中で、この部分だけに、
老年に達した自らの気持ち、長年連れ添った妻への想いがつづられています。

長い人生の中で、人はたくさんの経験をしますよね。
新しい学び、新しい出会い、新しい喜び。
時に道に迷い、つまづき、辛い出来事に傷つくこともあるでしょう。

人はひとりきりで生まれ、ひとりきりで死んでいく運命にありますが、
「寒いね」
と、人生の厳しさを分かち合い、
「あたたかいね」
と、共に過ごせる相手がいることを喜び合うこと。
それが愛情であるということなのでしょう。

幼少期に十分な愛情を受けることができなかった金子光晴は、
生涯を通して愛を追い求めた人でした。
今回の恋愛格言は、愛の詩人が人生をかけて出した究極の答え、といえるかもしれません。

今週の恋愛格言師匠 金子光晴

[kaneko Mitsuharu] (1895– 1975 日本)

今週の恋愛格言を残したのは、詩人でエッセイストでもあった金子光晴です。

「反骨の詩人」、「放浪の詩人」、「エロスの詩人」とさまざまな異名を持ち、型破りな生き様と独特の感性から生み出される作品は高い評価を得ています。

愛知県津島市の酒商の家に5人兄弟の3男として生まれた光晴は、父の事業の失敗により2歳で養子に出されてしまいます。

その後は養父の転勤により、京都、東京へと移り住み、早稲田大学、東京美術学校(東京藝術大学)、慶応義塾大学を渡り歩いて文学や日本画を学びますが、いずれも馴染むことができずに中退してしまいました。

じっとしているのが苦手なようで、12歳の時にはアメリカを目指して家出、大学を渡り歩いた後には岐阜・関西・福江島へ、詩人となってからは、ロンドン・ブリュッセル・パリを歴訪しています。

結婚してからも夫婦で、上海、香港、シンガポール、ジャカルタ、マレーシア、そして再びパリへと世界を放浪することで、何にもとらわれない自由気ままな感性を磨いていきました。

恋愛においては、29歳で東京女子師範学校の学生だった森三千代と電撃結婚。

ところが、恋多き女性であった妻の三千代が別の男性と駆け落ちしてしまったり、光晴自身が28歳年下の愛人と浮気したりと激動の結婚生活を送ります。

三千代に無断で離婚届を出して愛人と結婚したり、愛人に無断で籍を抜き三千代と再婚するなど結婚離婚をくりかえしていますが、どちらの女性にも、全力で愛し愛された幸せな人生だったようです。

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