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ひと昔前までは全体の離婚件数が少なく、バツイチが珍しいこともあり、「結婚に失敗している」といった悪いイメージが先行しがちでしたが、今ではすっかり時代も変わり、男性も女性も離婚をオープンにできるようになっています。
さらにアラサーやアラフォーの婚活市場では、「結婚経験のある男性のほうが、結婚生活に慣れている分、安心感がある」という女性もいます。
では、女性がバツイチ男性と付き合う前に注意しておきたい点は何でしょうか。今回は、バツイチ男性の魅力や交際前に確認しておきたい点を中心にご紹介します。
目次
バツイチ男性が受け入れられるのは、離婚経験が特別なことではなくなったこともありますが、離婚経験のある男性に魅力があることも理由の一つでしょう。
3組に1組のカップルが離婚するといわれますが、厚生労働省の調査によると、2016年の離婚件数は21万7,000組で、離婚率自体は1.73%でした。離婚率が上昇し始めたのは1990年代。その後は上がったり下がったりしながらもほぼ横ばいの離婚件数を維持しています。
結婚を経験していることで、家族のあり方を現実的に捉えることができ、さらに離婚を経験したことで人としての厚みが増していることにも期待できます。ちょっとのことでは動じない頼もしさや大人の魅力を感じさせる点が、女性にとって魅力的に感じます。
バツイチということは、女性とお付き合いをして結婚し、一緒に暮らしていた経験があるということです。そのため、女性の扱いには慣れており、スマートな対応も身についているでしょう。女性が何に嫌悪感を抱き、どう対応すべきかをある程度理解している人が多いため、一緒にいても居心地の悪さを感じさせません。
参考:厚生労働省「平成 28 年(2016)人口動態統計の年間推計」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suikei16/
バツイチ男性が結婚向きとされるのは、なぜでしょうか。結婚に向いている理由を3つご紹介します。
初婚の男性の中には、結婚にロマンチックな理想を持っている人もいます。しかし、バツイチ男性の場合は結婚を現実的に捉え、過去の経験をふまえて相手を選んでいます。そのため、浮ついたところのない、安定した生活を期待できます。
円満に離婚した場合でも、手続きや相手との話し合いなど、離婚は想像以上に大変なものです。結婚したときには想定していなかった経験を乗り越えなければなりません。
そのため、バツイチ男性は、結婚・離婚の経験から多くのことを学んでいます。例えば、親族との付き合い方や夫婦喧嘩を避ける方法など、結婚生活で起こり得るトラブルを上手に回避するスキルを備えています。
バツイチ男性は結婚相手を見極めて選んでいます。離婚経験から「長く続かなさそう」「こういうタイプは苦手」など自分に合う女性、合わない女性像を理解しているためです。男性側があらかじめミスマッチを回避してくれるため、女性にとっても良い関係を築ける可能性が高まるでしょう。
自分に合う女性を理解しているバツイチ男性は、どのような女性を再婚相手として選ぶのでしょうか。
バツイチに対する理解は、再婚相手の大前提といえます。結婚は、これからの人生を共にすることです。そのためには、相手の過去も背負う覚悟がなければ、うまくいかないでしょう。過去のことは気にせず、これから過ごす時間のほうを重視して、一緒にいてくれる人を選ぶのは当然のことです。
バツイチ男性は自立している女性を求めます。以前は、結婚後に家庭に入り専業主婦になるという女性が一般的で、男性もそれを望んでいる人が多くいました。しかし、現在は結婚後も働くことを望む男性が多い傾向にあり、経済的にも精神的にも自立している女性を求める男性が増えています。相手に依存しない自立した生活力は、バツイチ男性にとって大きなポイントです。
「価値観の不一致」は、離婚の原因として非常に多い項目です。そのため、できるだけ価値観が似ている再婚相手を選ぼうとします。直接、好みや考えを聞かれることがあるかもしれません。
しかし、一言で価値観の合う人といっても、純粋に意見の一致を求める人もいれば、金銭面での価値観や子供の教育方針、性格や好みの一致など、価値観の考え方は人それぞれです。価値観が違うからと諦めずに、どんな点を重視しているかを聞いてみると良いでしょう。
魅力的なバツイチ男性と出会った際、お付き合いや結婚を考える前に確認しておきたいことがいくつかあります。その中から最低限知っておくべき3つのポイントをご紹介します。
バツイチ男性の中には、「恋人はほしいけれど、しばらく結婚するつもりはない」「籍を入れずに事実婚でも良い」などと考えている人もいます。婚活の場で出会ったから結婚願望があると決めつけずに、きちんと結婚の意思を確認しておきましょう。
お付き合いの前に男性側から理由を話してくれる人もいますが、あまり触れられたくないという人もいます。実際の離婚理由は当事者にしかわかりませんが、結婚を前提としてお付き合いするなら離婚理由を聞いておきましょう。例えば、離婚理由が気持ちのすれ違いや価値観の違いなら仕方ありませんが、原因が男性側の浮気やDV、借金という可能性もあります。内容によっては、再婚でも同じことが繰り返されるおそれもあります。
離婚は過去のことですが、未来の自分にもかかわってくることとして、真剣に受け止めましょう。
離婚理由を聞く際には、前妻との現在の関係や距離感も確認しておきましょう。円満離婚の場合や子供がいるケースでは、離婚後も頻繁に連絡を取っていることがあります。特に子供がいると、慰謝料や養育費の支払いなど、結婚後の生活に大きくかかわってきます。
また、前妻とは別れていても、その両親や親戚、共通の友人とは今もつながりがあるなど、さまざまなケースが考えられます。あとから知ってトラブルになることを避けるために、聞きにくいことも、タイミングを見計らいながら、きちんと確認しましょう。
バツイチ男性と出会ったのが仲介型の結婚相談所の紹介という場合は、担当のスタッフに相談してみましょう。聞きにくい内容もスタッフが代わりに聞いてくれます。
結婚相談所では実際に会う前の紹介の段階で、バツイチの経歴を知ることができます。相手のプロフィールを見てから、実際に会うかどうかを判断できるため、あとから離婚歴を知らされて悩むということもありません。万が一、会ってから相手に不安や疑問な点があったときは、スタッフが真摯に聞いて、アドバイスをしてくれます。
バツイチ男性の中には、初婚の男性にはない独特の魅力を持った人がいます。余裕のある大人のたたずまいに思わず引かれてしまう女性もいるでしょう。
ただし、未婚の男性と比べると、これから一緒に生活していくためには、事前に知っておかなければいけないことや共有するべきことがいくつかあります。結婚後の生活で認識の違いが生まれたり、結婚を前提に交際を始めてから後悔したりしないよう、バツイチ男性と付き合う前に今回の記事で挙げたポイントをよく確認しましょう。
バツイチ男性も、一人の男性であることに変わりはありません。相手がバツイチになった理由を自分が納得できるのであれば、結婚を前提に交際することに何の問題もないでしょう。