恋人と別れてもすぐに新しい人とお付き合いを始めたり、恋人が途切れずにフリーの期間が短かったりする人がいる一方で、恋愛が長続きせず、なかなか恋人ができない人もいます。彼氏・彼女いない歴が長い人の中には、「自分はそもそも恋愛に向いていないのかもしれない」と考えている人がいるかもしれません。確かに恋愛に不向きな性格や行動パターンが原因で、恋愛から遠ざかってしまっている場合もあります。
では、恋愛に向いていない人には、どんな特徴があるのでしょうか。今回は、恋愛に向いていないと感じる理由や恋愛に不向きな人の特徴、恋愛を前向きに楽しむ方法をご紹介します。
常に恋人がいる人や別れてもすぐに新しい恋人ができる人は、恋愛に向いているといえるでしょう。恋愛に向いている人には、主に3つの特徴があります。
恋愛の基本は、相手とのコミュニケーションです。人と会話をすることが好きな人は、それだけ恋愛につながる機会も多いといえます。初対面の人や年代・職業が異なる人など、誰とでも仲良くなれる社交性のある人は魅力的に見えるだけでなく、出会いのきっかけを自ら作り出しています。
恋愛において、好奇心は大切な要素です。相手に興味を持ち、自分から積極的にかかわっていこうとする姿勢は、出会いを恋愛へつなげるきっかけになりやすいといえます。
また、粗探しをするのではなく「この人にはこんな良いところがある」などと、相手の長所を見つけられる人も、恋愛に向いているといえるでしょう。
一緒にいて居心地が良いと思える関係を築くことが、恋愛を長続きさせるポイントです。自分の都合で振り回したりせず、常に相手を気遣う思いやりの気持ちがある人は周りから好感を持たれやすいでしょう。同性から見て思いやりがあり魅力的だと思える人は、異性にとっても素敵な人です。
「自分は恋愛に向いていない」と感じる人は、どんなことがきっかけで恋愛に対する苦手意識を持つのでしょうか。
用事がないと連絡しないタイプや意味のないスタンプにどう返信したら良いのかわからないという人は、こまめに連絡を取ることが苦手な傾向があります。男性に多いタイプで、そういう人は連絡がきてもそのまま放置したり、自分から連絡しなかったりして、相手に不安を抱かせがちです。「本当に自分のことが好きなのだろうか」という疑問を相手に持たせてしまうことで関係がギクシャクして別れてしまうと、「恋愛に向いていない」と思ってしまうようです。
「いいな」と思っているのに人見知りで話しかけられない、恥ずかしがり屋で会話が続かないという人は、それだけで恋愛のきっかけを逃しています。特に女性は、男性から声をかけられるのを待っているだけという人も多いでしょう。
好きな人に自分の気持ちを伝えられないだけでなく、恥ずかしさから素っ気ない態度を取ってしまうと、相手に自分の気持ちが伝わらず、出会いを恋愛に発展させることができません。素直に気持ちを表現することは、恋愛においてとても大切です。
恋愛では、自分とは異なる価値観や考え方を持つ相手を理解する努力をしながら、関係を深めていきます。そのため、相手に合わせたり、希望を譲ったりできる柔軟性がない人は、「なぜ自分が相手に合わせなければならないのか」「そんなことをするくらいなら恋人などいらない」と考えがちです。
また、一人暮らしが長く自分なりのルールがある、恋人がいない今の暮らしに満足しているなど、自分の生活スタイルを変えたくないという人も恋愛には不向きです。
なかなか恋人ができない、恋愛がうまくいかないと悩んでいる人は、恋愛に不向きな人の特徴に当てはまっているかもしれません。恋愛に向いていない人の特徴から、恋愛がうまくいかない原因を見つけてみましょう。
常にポーカーフェイスで喜怒哀楽を顔に出さない人は、周囲から見るとクールで冷静な印象を持たれることが多いでしょう。感情表現が激しすぎるのも問題ですが、恋愛には勢いも大切です。自分の「好き」という気持ちを伝えたり、相手にしてもらったことに対して喜んだりするときなど、感情を素直に表現することは恋愛の大切なコミュニケーションです。
一人での買い物や食事が当たり前になっている人や、休日を一人で過ごすことに慣れている人も、相手と合わせなければならない恋愛を億劫に感じやすいものです。
また、同性の友人と会うのが忙しい人も、恋人のために時間を作るのが後回しになりがちです。そうすると、お互いのスケジュールが合わず、相手に不満を抱かせてしまいます。
仕事にやりがいを感じるのは良いことですが、「何よりも仕事が大切」というタイプは、日常の時間の大半を仕事に費やしているため、恋愛に時間を割くことが難しいでしょう。同様に、プライベートと仕事を分けられないタイプも恋愛には不向きです。例えば、デートのときも仕事の電話やメールをして、会話の内容が仕事の話ばかりになっている人は、相手から「自分より仕事のほうが大切なのかも」「一緒にいても楽しくなさそう」と思われてしまうでしょう。
多趣味な人も恋愛を苦手とする傾向があります。好きなアーティストやアニメに関するイベント、ゲーム、スポーツ観戦などの趣味に没頭している人、プライベートの時間が趣味で常に埋まっている人は、恋愛をする暇がありません。さらに、恋愛に時間やお金をかけるくらいなら、その分を趣味に使いたいと考える人もいます。
恋愛に向いていないと感じつつも、これから恋愛したいと考えている人は、意識して考え方や行動を変える必要があります。少しの変化で相手からの印象も異なり、恋愛を楽しめるようになるでしょう。
自分が苦手としていることを努力して克服することで、恋愛に前向きになることができます。もちろん、苦手なことをすべて克服する必要はありません。「相手からの誘いを面倒だからと断らない」「連絡はなるべく早めに返信する」「プライベートで恋愛に関する時間を作る」「月に一度は異性のいる集まりに参加する」など、現在のライフスタイルの中で、何か1つを変えるだけでもOKです。
恋愛が苦手な人の場合、恋をすることそのものをリスクと捉えていることがあります。そういう人はせっかく気になる人ができても、「どうせうまくいかない」「嫌われてしまうかも」と不安になり、なかなか一歩踏み出せません。あまり思いつめず、「振られても死ぬわけじゃない」「ダメでもまた次がある」などと、恋愛を気軽に考えられるよう意識を変えることが大切です。
振られたときのリスクを怖がる人も多いですが、たとえ恋が実らなかったとしても、実際には少し落ち込む程度で、そのほかのリスクはほぼありません。ショックを受けたとしても、時が解決してくれます。本気で結婚を考えられる相手を見つけるためには、そういう経験を重ねることも必要です。
しばらく恋をしていない、恋愛の感覚を忘れてしまったという人は、恋愛に関する作品に触れることから始めましょう。ラブコメやハッピーエンドの恋愛映画・小説、ラブソングなど、「恋をしたい」という気持ちを盛り上げられる作品がおすすめです。
恋愛を楽しめる場に参加して、異性との交流に慣れることも有効な方法です。普段の生活で出会いがないという人や、長く付き合える相手を探している人は、婚活パーティーや婚活イベントなど、結婚を前提とした相手を真剣に求める人が集まる場に参加してみましょう。いきなり理想の相手を見つけようと意気込む必要はありません。「自分と合う人に出会えたらいいな」という姿勢でリラックスして臨めば大丈夫です。
恋人になってくれる人を待っているだけでは、何も始まりません。良い恋愛をするためには、自分の欠点や苦手としている部分を改善する必要があります。
考え方や行動を少し変えてみるだけで、恋愛がうまくいくかもしれません。まずは、「恋愛に向いていない」という心のストッパーを外し、自分の意識と時間を少しだけ恋愛に振り向いてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。