デートでの印象は結婚相手を選ぶ上で、大きな判断材料になります。婚活中の大人同士のデートなら、相手もあなたに対して、一生を共にできるかどうかを真剣に見極めていると考えていいでしょう。
では、相手に好印象を与え、またあなたと会いたいと思わせるには、どんなプランを準備してデート当日を迎えれば良いのでしょうか。
今回は、生涯の伴侶を探す男女に向けて、デート相手の心をつかむためのポイントや、おすすめのデートスポットをご紹介します。
婚活デートは、結婚相手を見極めるための大事なステップです。限られた時間で相手のことを少しでも理解できるよう、行く場所などは事前に決めておきましょう。
行き先やプランを事前に決めてから婚活デートに臨みましょう。男性の場合、デート当日になって、女性に「どこへ行こうか?」「どこへ行きたい?」と聞くと、「頼りない人」という印象を持たれる可能性があります。
デートで行く場所を決めたら、ネットや情報誌などであらかじめ下調べをして、レストランなら席の予約をしておきます。予約のとれない人気カフェなどは、お店に入れなかったときのために、他の候補店も調べておくと安心です。
一方、女性の場合は、行きたい場所があれば、あらかじめ男性に相談しておきましょう。全体のデートプランは男性に任せても良いですが、帰りが遅くならないよう、デートの開始時間を早めにするよう男性に伝えておくことが大切です。
なお、あまりデート経験がない人は、リラックスしやすい昼の時間帯を選ぶのがおすすめです。
また、デートプランは当日の天気や訪問場所の混雑状況などによって柔軟に変更することも大事です。例えば、公園散策中に雨が降り始めたら近くのカフェでお茶をする、美術館が混雑して入場制限中なら行き先を映画館に変えるなど、トラブルを想定して複数のプランを用意しておくと、デートがスムーズに進むでしょう。
行き先が決まったら、事前に相手に伝えましょう。「美術館に行く」「公園でお花見」など目的地によって、男性も女性も選ぶ服装は変わります。当日まで行く場所を共有していないと、相手に恥ずかしい思いをさせてしまうかもしれません。
結婚を目指す大人にとって、デートに向いている場所と向いていない場所があります。大人の二人がストレスなくデートを楽しむためのポイントを見てみましょう。
大人同士の婚活デートでは、非常に人気のあるお店や、話題の施設へ行くのはおすすめできません。混雑した騒々しい場所では、大人の二人は会話を楽しむどころか、疲れてぐったりしてしまうでしょう。
一方、古民家を改装したカフェ、隠れ家風のテラスレストランなど落ち着いた場所なら、大人の会話を楽しむのにぴったりです。
デートでの支払いは、女性への気遣いというだけでなく、男性自身のプライドを保持するという理由で男性が負担するのが基本でした。しかし、最近では「割り勘のほうが良い」「男性が多めに払うくらいが無難」など、違う考え方も増えてきています。
支払い方法はそれぞれで話し合えば問題ありませんが、割り勘の場合でもレジで時間を取られるより、女性がお化粧直しに席を立っている間に済ませるとスマートです。女性がお化粧直しに立たない場合は、「ここは私が」と女性に断ってから会計を済ませましょう。割り勘ならば、女性が席に戻ってきてから「◯◯円だったよ」と金額を伝えると、おごってもらうことに気を使うこともありません。
また、レストランなどでは、価格を気にしてなかなかオーダーできない女性もいます。男性が主導して料理を選んだり、お店を予約するときにコース料理をオーダーしたりしておくとスムーズです。
一方、女性も「男性におごられて当然」という態度を見せるのではなく、「私も払います」と声をかける、「次回は私に払わせてください」などと申し出ると好印象です。逆に、「男性におごられるのは納得できない」という態度を露骨に表すと、腰が引けてしまう男性もいるので、注意してください。
若者に人気のスポットでは、婚活のためにデートをする二人は浮いてしまうかもしれません。若いカップルばかりではなく、幅広い年齢層が集まる場所に出かけましょう。
「虎ノ門ヒルズ」「六本木ヒルズ」などのオフィスとショッピングエリアを併設した施設は、大人が多く、婚活デートに利用しやすいといわれます。
婚活デートに季節のイベントを取り入れてみましょう。大人同士のカップルも、きっと盛り上がりやすいはずです。
春のお花見、夏のお祭り、秋の紅葉狩り、冬のイルミネーション観賞など、その季節ならではの要素をデートプランに取り入れるのがおすすめです。期間限定で楽しめる場所に行けば、それだけで二人の記念になるでしょう。
公園へお弁当持参でデートに行くのも、結婚後のお互いを想像できる良い機会になる可能性があります。男性の場合も、おいしいと評判のデパ地下弁当などを用意すれば、彼女の負担を減らすことができます。
相手の好きなことに関連したイベントへ一緒に参加すれば、簡単に気分が盛り上がり、一気に二人の距離を縮められるでしょう。食べることが好きな人なら、肉フェスやカレーウィークなどの食フェス、音楽好きなら野外フェスやアーティストのライブなど、選択肢も豊富です。
ただ、お酒が苦手な女性をワインや日本酒のイベントに誘うなど、セレクトにミスが発生することもあり得ます。イベントデートに行く場合は、事前に興味・関心の有無を確認するのが基本です。
身体を動かすことが好きなカップルなら、スポーツデートがおすすめです。ゴルフの打ちっぱなしやバドミントンなど、手軽なものであれば、スポーツは苦手という女性でも遊び感覚で気軽に試せます。男性がそのスポーツの経験を持っている場合は、女性に楽しみ方をアドバイスして、ポイントアップを狙いましょう。
高級レストランや割烹料理店などでの少し豪華なディナーは、相手に自分の真剣さをアピールするのに有用です。結婚前提の交際を申し込む日や、出会ってから数カ月の記念日など、節目にしたい日の切り札になります
ただ、数回目までのデートであまり高級なお店を選ぶと、相手から引かれる可能性があります。初めのうちは、ディナーで食事とお酒を合わせて一人4000円くらいを目安に、レストランを選ぶと良いでしょう。
結婚を見据えた婚活デートを成功させるポイントと注意点をお伝えします。
初回デートでは、まだお互いの好みや趣味などがわからないので、会話を中心にしたプランを考えましょう。おしゃれなカフェやレストランで話しながら、お茶や食事を楽しむ程度にとどめるのが基本です。
映画やコンサートは人により好みのジャンルがあるので、選択によっては相手に退屈な思いをさせるおそれがあります。行くなら2回目以降、お互いの趣味をすり合わせてからにしましょう。
デートの終了時間が終電ギリギリになり慌てることがないよう、開始時間を調整しましょう。
帰宅時間が遅くなりすぎると、女性が実家住まいの場合は、家族の反感を買い、せっかくの婚活がうまくいかなくなる可能性があります。一人暮らしの場合でも、夜道を一人で歩いて帰るのが不安になるような時間まで付き合わせるのは、男性としてマナー違反です。
男性は会った時点で「今日は何時までに帰ればいいの?」と聞き、約束の時間より少し早めに彼女が帰路につけるよう、細かく気を配りましょう。
婚活におけるデートは、お互いが本当に夫婦になれる相手なのか、じっくり考えられる機会です。食事に行ったりイベントに参加したりするのも、相手のことをさらに知るための方法です。友人と遊びに行くときとは発想を切り替え、二人の話が盛り上がりそうな場所を選んで、デート当日に臨みましょう。
結婚生活は二人の日常の繰り返しです。そのため、結婚まで視野に入れたデートでは、自分を普段以上に良く見せることはおすすめできません。あくまで自然体を意識しながら、相手と向き合うことが大切です。