デートの途中で沈黙になってしまったとき、「沈黙が気まずい」「何か話題を切り出さないと」と焦ってしまうことはありませんか。家族や気の許せる友人ならお互い無言でも気になりませんが、好きな人とのデートの場合は緊張し、沈黙になったときの相手の反応が気になってしまいます。
今回は、デートで沈黙にならないためのコツや鉄板のトークネタ、次のデートにつなげるための方法など、デートが成功する会話術についてご紹介します。
デートで沈黙になり、気まずい雰囲気になることを避けるためには、事前の話題づくりが大切です。
相手が登録しているFacebookやTwitter、InstagramなどのSNSや、婚活サイトなどで知り合った場合はプロフィールを参考に、相手の趣味や好みなどをリサーチしておきましょう。情報を基に事前に質問を準備しておくと、会話の切れ目で新たな話題を提供できます。しかし、事前に相手のSNSで下調べをしたことを前面に出すと不快な思いをさせてしまうこともあるので、自然な会話の流れを意識しましょう。
例えば、相手の趣味が映画だとわかっている場合、「最近、どんな映画を見ましたか?」「おすすめの映画はありますか?」などの質問を相手にふります。会話の中で映画が趣味であるという情報を相手の口から引き出すように持っていくことがポイントです。
時事ニュースやメディアで取り上げられたトピックは、会話のネタにぴったりです。もし相手がその話題について知らなくても興味を示してくれる可能性が高いので、事前にチェックしておくと良いでしょう。しかし、なかには芸能ゴシップなどの話題が嫌いな人もいますので、相手の反応を見ながら話題を切り出してみましょう。
また、テレビドラマや映画の話は、お互いが見た感想を交換しやすく、自分の知らない内容でも話題として花を咲かせやすいものです。話題を探すときは、自分の趣味ではなく、世の中の流行を取り上げると、会話がスムーズに運びやすくなります。
話しかけても、その内容を膨らませることができなければ、話題がいくらあっても足りません。会話を弾ませるために大切なのは、相手の話をよく聞くことです。相手の話から膨らませる話題を探すことが沈黙にならないコツであり、相手を楽しませる会話にもつながります。例えば、相手が興味を持っていることに自分も興味を示したり、それについて自分が知っていることを話したりして、内容を広げていきましょう。お互いが楽しめる話題を広げていくことが会話を続けるコツです。
男性にとっても女性にとっても盛り上がりやすい、鉄板トークネタをいくつか持っておくと、いざというときに話題をふりやすく、沈黙を回避できるでしょう。
出身地や育った場所の話題は、方言や風習、食文化の違いなど多方面に話が広がりやすく、万が一、出身地が同じだった場合も地元ネタで盛り上がることができます。思わぬところでお互いの共通点を見つけられれば、さらにデートを盛り上げる話題になることでしょう。
さらに、出身地の話から学生時代の思い出話につなげることもできます。学生の頃の話は楽しかったことも失敗談も笑い話として会話を弾ませられるでしょう。
お互いの好きなものを質問し合うと、会話を楽に弾ませることができます。お店を選ぶ際に好きな食べ物を聞いたり、映画の話題で好きな作品を聞いたり、CDショップや書店の近くを通りかかった際に好きなアーティストや好きな本を質問するなど、どのタイミングでも質問を切り出すことができます。
また、好きなものや趣味の話題は会話が盛り上がりやすく、好みが合うというだけで特別感を感じることも可能です。好きなものからお互いの共通点を見つけることを意識しましょう。
「休日はどのように過ごしていますか?」という質問は話題づくりに最適な質問です。会話がつながるのはもちろん、休日の過ごし方から「ぜひ今度一緒に行きませんか?」と次回のデートに誘うきっかけにできる可能性もあります。自分と休日の過ごし方や趣味が違っても、「やったことがないので、今度ぜひ挑戦したいです」など、素直に相手の意見に興味を示すと好感を持たれやすいでしょう。
お互いの第一印象の話も、鉄板トークの一つです。自分の第一印象がどうだったのかは、多くの人が気になるところでしょう。
ただし、素直に第一印象を伝えようとするあまり、ネガティブな内容を伝えるのは控えましょう。場の空気が悪くなり、取り返しのつかないことになる可能性があります。「最初はどんな人なんだろうって不安もあったんですが、話してみたらすごく気さくで、話しやすい人だなと思いました」など、その後のポジティブな印象を添えることで、相手に良い印象を与えることができます。
相手のことをもっと知りたいという気持ちはありますが、プライベートすぎる話題は避けましょう。
好意を持っている相手だからこそ、過去の交際相手のことが気になるのは当然です。しかし、前の恋人と別れた理由や付き合った経験などをデートで根掘り葉掘り聞くことは、NGです。過去に付き合っていたということは何かしらの理由で別れたということであり、別れた理由は大抵、ネガティブなものだからです。
デートは2人だけの貴重な時間です。わざわざ過去の恋愛のことを思い出させるような話題は避けましょう。
家族や身内の話題は、兄弟の有無を聞く程度ならそれほど問題ないですが、基本的にはおすすめできません。家族や身内の話はデリケートな内容も多く、自分の家庭環境について話したくないと感じている人も少なからずいるためです。デートを繰り返し、親密な関係になってから聞いても遅くはないでしょう。
お金の話もデリケートです。現在の収入や貯金額を聞くと、相手を不快にさせるおそれがありますので、注意しましょう。女性からお金の話を始めると結婚を示唆しているように思われ、男性からお金の話を始めた場合は自慢話に受け取られてしまうこともあります。結婚を前提とした関係ならばこれから家計が一つになるため、あらかじめ確認することも必要ですが、付き合い始めのデートでお金の話は極力避けたほうが良いでしょう。
デート中の会話から次のデートにスムーズにつなげるための会話術をご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
次のデートにつなげるためには、会話の中から相手の好みを聞き出し、次回のデートプランに結びつけることが大切です。好きな食べ物を聞き出せた場合は「じゃあ、次は◯◯を食べに行きましょう」、共通の趣味がある場合は「今度一緒に◯◯をしに行きましょう」など、会話の流れの中で自然に誘うことで、相手も次のデートを楽しみに思ってくれるでしょう。
具体的な日程はその場で求める必要はありません。帰宅後に、「今日は楽しかった」という素直な気持ちと、デート中に約束した次回デートのことを連絡しましょう。その場で具体的な日程を決めるよりも、相手に落ち着いて考える余裕を与えることで、印象が良くなります。
デート中の会話を盛り上げようとすることは大切ですが、無理にテンションを上げて会話しようとすると、お互いに一緒にいることが疲れる間柄になる可能性もあります。無理はせず、自然な流れで会話をするように心がけましょう。
デート中の会話で大切なのは、相手の話を聞き、共感することです。そうすることで、相手は話しやすいと感じ、いろいろな話をしてくれるでしょう。その話の中から、共通点を見つけ、話を広げることもできます。会話の中で相手に共感することは初期のデートに限らず、長くお互いの関係を良好に保つためにも大切なことです。沈黙を恐れず、相手について知りたいという気持ちを大切にデート中の会話を楽しみましょう。
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