みなさん、唐突ですが質問です。
学生時代のことを思い出してみてください。あの頃クラスで一番モテた男子と言えば、どんなタイプだったでしょう?
野球部のエース、もしくはサッカー部のストライカーだったりすれば、まず絶対にモテナンバーワンですよね。
スポーツマンは昔も今もモテの最強アイテムなのです。
しかし、大人になってみると、一見スポーツマンっぽいんだけど、実はちょっと違う?というタイプがいることに気付いたのではないでしょうか。
確かにスラリとしててカッコいいし、鍛えてるっぽいんだけどスポーツマンとは何かが違う……。
そうです、彼らはいわゆる「筋肉バカ」なのです(笑)。これが大人になると意外に多いんですね。
そして「筋肉バカ」は決してモテません。なぜ、モテないのでしょうか。
似て非なる「スポーツマン」と「筋肉バカ」、その違いはどこにあるのか。そして筋肉バカはどうしてモテないか?
どうすればモテに近づくことができるのか。考えてみようじゃないですか。
ここでひとつ、典型的な例を考えてみましょう。
OLのA子さんは、普段からちょっといいなと思っていた同僚のB君にデートに誘われました。
B君はスポーツマン風で、なかなか見た目カッコいいタイプです。
A子さんとしてはスポーツマンは好きだし、これは期待できるかも?くらいに思っていたわけです。
「そしてデート当日……お食事して、ちょっとお酒を飲んで、全体としてはなかなかいい感じで進んでいました。
ただ……時間が経つにつれA子さんは「あれ?」という違和感を感じるわけですね。
A子さんのイメージするスポーツマンの魅力は、まず笑顔が爽やかで細かいことは気にしない男らしさ、おおらかさです。
そしてなによりかっこよさですよね。ひとつのことに打ち込んでいる人間特有のまっすぐさが、スポーツマンの最大のアピールポイントなわけです。
しかし……B君と話していると、どうも違う。何が違うんだろう、とA子さんは話も上の空で違和感の原因を探り続け、はたと気がつきました。
「さっきから話題が、筋トレとかプロテインとか……そんなのばっかりだわ。他になにかないのかしら?」さらにお酒が進んできたB君は、しまいにはオレの腹筋触ってみる?なんてA子さんに言い出す始末。A子さんは確信します。
「この人、ただの筋肉バカだわ……」
そんなわけで、この後のデートは散々。A子さんがB君の誘いに乗ることは二度と無かったのでした
さて、B君がなぜダメなのかを改めて解説するまでもありません。
「筋肉バカ」であるB君は、結局自分のことしか興味がないんですね。
だから話題も狭いし、A子さんを楽しませる話術も持ち合わせていないんです。
「スポーツマン」に比べて「筋肉バカ」がなぜダメか。まあ「バカ」な時点で問題外ではあるんですが(笑)、それでも決定的にダメなところは、その「自己愛」っぷりです。
恋愛関係というのは、いわば「自分以上に大切な他者とのめぐり逢い」なわけです。
自己愛というのはある意味、幼児性の現れですから、そんなお子ちゃまに「自分以上に大切な他者」など認識できるはずもありません。
さて、そんな「筋肉バカ」なB君をワンステップアップさせるには、どうしたらいいでしょうか。
「その筋肉、何かに使ってみれば?」
そう、筋トレもいいですが、そこで満足してしまっているから「筋肉バカ」なわけですよね。
だから、せっかく身につけたその筋肉を、今度はちょっとハードめなスポーツで活躍させてやればいいじゃないですか。
大丈夫、筋肉はしっかり鍛えてありますから、基礎体力は万全です。
どうせスポーツを始めるなら、チームスポーツにチャレンジしてみてはどうでしょう?
モテそうなスポーツとなると、「フットサル」なんてオススメです。
チームメイトと技術を競い、試合では一丸となって勝利を目指すことにより、ひとりで筋トレしてるだけでは養えない「社会性」が身につくし、モテるし、いいこといっぱい!というものです。
チームスポーツの面白さに目覚めたとき、「自己愛」だけで完結していたB君の視野は、確実に広がっていることでしょう。
新しい世界に触れて、新しい自分を発見することで、「バカ」から脱却することもできるはずです。
そして気付いたときには、立派な「スポーツマン」になっている、というワケです。
そんなワケで、B君にはぜひフットサルを始めてもらって、立派なスポーツマンとして「モテ」への道を切り開いていただきたいと思います。