「いいかげん結婚しなさいよ」
「孫の顔が見たい」
こんな無神経な親や親せきの発言に傷ついたっていう話、アラフォー女性ならよく聞きますよね。
黙ってても自動的にお見合い話が舞い込んできた親の世代とは時代が違うんですけど…なんて文句の一つも言いたくなりますが、近年そんなお見合いが見直されつつあるって知ってますか?
時代を追って変わってきた婚活事情を検証しつつ、人気の「現代型お見合い」にせまります!
アラフォー女性の親世代というと、昭和40~50年ごろ結婚した人たち。いわゆる団塊世代です。
それ以前は、結婚といえば家と家との結びつきが重要で、主に親の決めたお見合いによる結婚が普通でした。
昭和初期では結婚人口の7割がお見合い結婚で、恋愛結婚はたったの2割。異性と自由に話したり出かけたりするだけで「不純異性交遊」と言われ、不良行為であるときつく叱られることもあったようです。
団塊世代の青春時代である昭和40年以降になると、積極的に欧米文化が取り入れられた影響もあって、しだいに自由恋愛による「恋愛結婚」が主流となってきます。結婚人口に占める割合も、「恋愛結婚」が逆転するのです。
フォークソングの「神田川」が大ヒットしたことからもわかるように、たとえ風呂なしアパートの貧乏学生であろうが、親の反対を押し切ってでも好きな人と恋愛結婚することにあこがれる人が多くいました。
団塊世代にとっては「親の決めた結婚相手と仕方なく結婚すること=お見合い結婚」だったんですね。
団塊世代の青春時代には、結婚適齢期になると、どこからともなく現れるおせっかいオバチャンがいました。
たいていは親せきや近所に住む世話好きのオバチャンで、
「そろそろお見合いしない?」
「いい人いるのよ~」
などと、お見合い写真と自己紹介の書かれた釣書をたずさえてやってきては、家柄や勤め先、容姿、性格などに合わせて勝手にお見合いをマッチングしてくれるのです。当時はこうしたお見合いで結婚する人が珍しくありませんでした。
今となってはありがたいオバチャンですが、自由恋愛をめざす当時の若者には煙たい存在だったのかもしれませんね。
以前は成人した女性の生活手段としても必要不可欠であった結婚ですが、男性と同じくらい稼げる女性が増えてくると、「何が何でも結婚しなければならない」という風潮は下火になり、世話焼きオバチャンも次第に姿を消していきました。
そして「セクハラ」という言葉が珍しくなくなった1990年代以降では、職場でマッチングしてくれる上司も絶滅。
「男は結婚してこそ一人前」といわれた男性にも義務感がなくなり、「別に結婚しなくてもいいか」と考える人が増えてしまいました。
親世代にしてみれば、趣味も仕事も恋愛も自由にできるアラフォー女性は、遊んでいるように思えるのかもしれません。
しかし!
結婚に対する強制力がほとんどない現代では、結婚適齢期自体もアヤフヤになり、いつ結婚したらよいのか、どんな人がよいのか、どんな結婚が正解なのか、全くわからなくなっているのです。
腰掛けOLと揶揄されないように責任をもってキチンと仕事をこなしつつ、適当な時期に婚活。
家柄・人柄・容姿・収入・趣味と、可能な限りピッタリ合う伴侶を見つけて結婚。
働きながら家事・出産・育児・教育。
そんなスーパーウーマンなんて無理すぎでしょ?!
身近にいる男性は既婚者か自由人、嫌味は言うけどお見合い話をもってきてくれるわけでもない親や親せき、仕事は男性並みに忙しく、今さら焦るのもはずかしい…。
そんなアラサー・アラフォー女性の婚活事情ですが、最近ではお見合いが見直されています。
お見合い結婚のメリットは、なんといっても
「信頼できる世話人に相手を探してもらえる」
「身元のしっかりした人に出会える」
「両親をはじめ、まわりから反対されることもない」
「結婚まで比較的スムーズに話が進む」
「恋愛のように、一時的な高揚からのゴールではなく、冷静な判断ができる」
(参考:結婚相談所サンマリエ 最近のお見合い事情)
ということ。
また、離婚率においては、恋愛結婚が40%なのに対しお見合い結婚では10%と言われています。
恋愛からなかば勢いで結婚まですすむ恋愛結婚に対し、人柄だけでなく家族関係・収入・価値観などを冷静に確認したうえでお付き合いがはじまり、先の将来のことまで考えてすすめるお見合い結婚では、破たんの可能性が低くなるのは当然ですね。
最近はネット婚活・婚活パーティ・結婚相談所と、様々な婚活の形が存在しますが、「現代型お見合い」が行われているのは「お見合い型結婚相談所」です。
カウンセラーと呼ばれる相談員が、年齢や収入、趣味や好みなどの希望に合わせ、会員の中から出会いをマッチングしてくれるスタイルは、まさに「現代型のお見合い」といえるでしょう。
親せきや近所の人との付き合いが疎遠になった昨今、ましてや地元を離れて暮らしていたりすると、なかなかお見合いの機会には恵まれないもの。
「お見合いはしてみたいけど、話を持ってきてくれる人がいない…」なんて悩んでいるなら、こういったサービスを利用するのも出会いのチャンスを拡げる良い機会かもしれませんね!
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