大学時代に付き合っていた元カノのことが忘れられず、恋愛がうまくいかないという中村さん(33歳・仮名)。
他の女性と付き合っていても、元カノを思い出してしまうそう。
今付き合っている彼女よりも、やっぱり元カノのことが好き。これじゃ、うまくいくわけないよね。
「確かに、うまくいくわけないんです」
たとえば、現在付き合っている彼女がいたとして、
その彼女の前で「元カノのことが好き」みたいな態度を露骨に出しちゃうわけ?
「もちろん、そんなことはないんですけど。女性と一緒にいても『心ここにあらず』みたいな感じらしいんです」
で、女性としては、「この人、私のことを好きじゃないんだ」と感じてしまうというわけだね。
「そのようです」
実際、その辺はどうなの?
やっぱり、元カノのことが今でも大好きで他の女性と付き合うなんて考えられない、って感じなの?
「元カノと別れて10年が経っているうえに、彼女は東北に住んでいるわけだから、
現実問題として付き合うわけにはいかないじゃないですか。僕と同い年で33歳。もう結婚だってしてるだろうし」
ということは、どんなに忘れられなくても大好きでも、
元カノとの関係を復活させたいとか、そういう気持ちはないんだ?
「当たり前じゃないですか。どう考えても無理だし、現実的じゃないですよね」
だったら、そんなに話は難しくないと思うんだけどなあ。
そういう元カノへの思いを胸に秘めつつ、別の女性と付き合えばいいだけなんじゃないの?
別にヨリを戻そうとしているわけじゃないから浮気じゃないし、
あくまでも「理想の女性」という考え方でいいんじゃないの?
理想の女性と実際に付き合う女性が違う、なんてことは普通なわけだから。
「いやー、そんな風に割り切れないですよ。
理想の女性が芸能人とかだったらともかく、実際に過去に付き合った女性なわけですから……」
まあ、変に生々しい部分はあるかもね。
でも、そこはあえて割り切らないと先に進めないんじゃない?
いつまでも10年前の自分でいるわけにはいかないし。
そこは踏ん切りをつけるために、何か方法を考えなきゃいけないね。