女性の本音と社交辞令が見極められないと悩む永田さん(仮名・28歳)。
女性をデートに誘って「都合が悪いから」と断られても、本音では、自分のことが嫌だから断れているのではないかと疑心暗鬼になっているという。
「最近は一度断られたら、『忙しいから』とか『都合が悪いから』とか言われても、怖くて2度と誘えないですねえ。陰で『社交辞令なんだから気づいてよ』なんて言われてそうで……」
大人だから、あからさまには断らないだろうし、難しいよね。でも、それじゃ、本当に都合が悪くて断れられている場合だってあるはずだから、ずいぶん恋愛のチャンスを逃してるんじゃない?
「それはそうでしょうね。でも、『空気が読めない』なんて陰口を叩かれるよりは……。ていうか、再チャレンジする勇気なんかないですよー。どうにか女性の本音を見極められればなー」
でも、女性のことをよ~く観察していたら、同じ断られるにしても、永田さんに好意を持っているか、そうでないかの違いってあると思うんだけど……。
「そうですかねえ……。僕にはもう単に嫌だから、断っている風にしか見えないですよ」
いやいや、そんなことないって。たとえば、誘いを断るにしても、本当は行きたいんだけど都合が悪い場合って、ただ断るだけじゃなくて何らかのフォローがあると思うよ。
「例えば?」
「今回は都合が悪くてダメだけど、来週の○曜日だったら大丈夫なんで、また誘ってもらえますか?」
とか言うと思うんだよね。まあ、みんながみんな、そういう反応を示すわけじゃないけど、
少なくともそういう対応だったら、脈があると思っていいんじゃない?
「なるほど~。でも、そういう断られ方をされたことってないなー」
そこまで配慮してくれる女性はなかなかいないかもしれないね。でも、表情とかしぐさとか注意深く見ていれば、本音と社交辞令の違いって絶対あるはず。永田さんの場合、きっとデートに誘うのにいっぱいいっぱいだから、相手の反応を観察する余裕がないんじゃない?
「それは言えてますね。もう緊張して、相手の顔をまともに見ていられないですもん」
わかるわかる、女性がそういう男性の繊細な部分を察してくれるとありがたいんだけどね……。最近の女性は男性よりもサバサバしている気がするし、なかなかねえ……。
「そうそう、こっちは一大決心で誘ってるのに、あっさり『都合が悪いから』とか言ってくれちゃいますもんね(泣)」
でもさ、あんまり気にしすぎるのもどうかと思うよ。あえて、空気の読めないふりして、何度でも誘うというのも一つの手だよ。「あえて」空気が読めないように振る舞っているわけだから 、陰で何を言われても、そんな傷つかないと思うんだけど……。
「でも、『あえて』とか言ってますけど、実は本気なんですよね(苦笑)。 まあ、気の持ちようの問題になると思うんですけど」
そうそう、要は気の持ちようだよ。少し図々しいぐらいに振る舞わないと、なかなか彼女なんてゲットできないよ。本音と社交辞令は見極めることも大事だけど、度が過ぎちゃうと何もできなくなっちゃうよ。
ダメ元で何度でも誘ってみることだって必要。その場合も限度があるから、相手の反応を注意深く観察することが必要みたいだけどね。