前回、「惚れた女性にさんざん貢いだあげく……」とキレまくっていた山本さん(30歳・仮名)。彼の悩みはどんなに女性に気を遣って優しくしても、感謝されるどころか、逆に女性に粗末に扱われてしまうこと。さらには、こんな仕打ちも……。
「以前、いいなと思っていた女性がいてアタックしてたんですけど、その女性には酷い目に遭いましたねー。ずいぶん貢がされたものです。しかも、結局恋愛は成就できなかったという」
まあ、その程度のことはよくあるんじゃない?
「そうですかねえ?デートは毎回、勘定は僕が持つのは当然として、会うたびにバッグやら洋服やら買わされたりしましたけどね」
ちょっとお金のかかる女性だと思えば、別に腹もそんなに立たないんじゃ……。そんな女性に惚れちゃった自分を恨むべきだと思うよ。
「いやいや、僕だってそれだけじゃ腹も立ちませんよ。好きな彼女のためだったら、お金なんて惜しくないですからね」
じゃあ、何の問題もないのでは?
「ただ、彼女って給料が安くて生活が厳しいからということで、僕が毎月生活費を補填してあげていたんですよね。何か、その辺から雲行きが怪しくなってきたんですけどね」
確かに、それはあやしいね…。
「そうなんですよ。そんなに生活苦しいように見えなかったんですけどね。それに彼女って実家でしたし」
実は実家が貧乏だったとか?なんてことはないか。
「あと、デートをするのはいつも平日のアフター5で、ご飯も食べるだけで、 2人で一緒にいるのは1時間ぐらいなんですよね」
それはご飯が目的かもね…。
「あと、ショップの前で待ち合わせして、洋服を買ってあげただけで、そのままバイバイということもありましたね」
いいようにあしらわれてるね。ていうか、なぜ土日はデートできないの?
「具合が悪いとか、資格試験の勉強があるとか、親戚の冠婚葬祭とか、いろいろ理由をつけるんですけど、まあ、露骨に嘘でしたね」
また、バレバレの嘘を吐かれてるんだ。
「まあ、それぐらいだったら、慣れっこなんで我慢できますけどね。許せないのは、僕が補填してあげていた生活費の使い途なんですよ」
当然、生活費になんて使われてなかったわけだよね?洋服やバッグ代に消えちゃった?それとも何か別の遣い途が?
「実は、彼女には好きな男性がいて、僕が援助した生活費をそのまま男性に貢いでいたんですよ。 僕が買ってあげたバッグとか腕時計なんかも質に入れて、お金に換えて貢いでたんですよね(泣)。あとで、彼女の友人に聞いたんですけど、彼女ってけっこう尽くすタイプで、男によく貢いでは……ってパターンらしいんですよ」
つまりは、山本さんと同じタイプだということだね。そんな同じようなタイプの女性に粗末に扱われる山本さんって……、悲しすぎる。
「そうなんですよ。男性に粗末に扱われる女性にまで、粗末に扱われる僕って何なのか、と」
でも、山本さんがそこまで女性に粗末に扱われてしまう原因とは何だろうか。次回はその辺について検証してみたい。