彩乃---ルックスも性格も特にどうってことないのに、なぜか男性受けがいいR子(27歳)。彼女によると、モテる秘訣はルックスでも性格でもなく「モテ仕草」にあるということなの。
確かに、男女を問わず、キュンとする仕草とかってあるよね。
でも、そういうのって無意識のものが多いらしい。
そんなモテ仕草を使いこなせたら、R子のいうとおり無敵かも。
真央---あたしの究極のモテ仕草は、「ボディタッチ」ですけどね。
さくら---私はあんまりそういうのは好きじゃないな。
なんか男性に媚びている感じがするし、イヤらしい感じがしちゃうかも。
真央---でも、男性受けはいいはずだし、男性はみんな好きでしょ、そういうの。
彩乃---まあ、そういうところはあるかもね。中には、ワザとらしくボディタッチをする子もいるじゃん。あれは同性の反感を買うよね。
真央---いいじゃないですか、そんなの別に。男性に好かれるためにやってるんだから。ここは目的をハッキリすべきですよ。
よくいいますよね。二兎追う者一兎も得ず、って。
彩乃---大人にはいろんな人間関係があるんだから、
そういうわけにはいかないの!
R子---まあ、真央のいうとおり、ボディタッチは確かに効果あるし、彩乃さんのいうとおり、やり方を考えないと反感を買うよね。
さくら---それに男性だって、あんまり露骨だと引いちゃうんじゃないかしら?
R子---そうそう、だからボディタッチにも、やり方はそれぞれあって、不自然でないようなボディタッチをするべきなんだよ。
彩乃---不自然じゃないボディタッチって簡単にいうけど、
それが難しいんじゃないの?
R子---そうですか?自分のキャラを見極めて、そのキャラに合ったボディタッチをすればいいだけですけどね。
さっきさくらちゃんが、露骨なボディタッチは男性が引くんじゃないかっていってたけど、それはそういうキャラじゃない子だから引いちゃうんであって、見るからにお色気のある子が露骨なボディタッチをしても不自然じゃないから、男性は引かないと思うよ。
さくら---なるほど~。イヤらしくなく、ワザとらしくないボディタッチというのは、自分のキャラクターに合っているかどうかなんですね。
彩乃---確かに、そうだよね。不自然じゃないボディタッチが上手な女性というのは、自分のキャラの延長線上でボディタッチをするから反感を買わないんだね。
R子---そういうこと。不自然の基準も人それぞれで全然違うわけですよ。
真央---じゃあ、あたしと彩乃さんとさくらさんじゃ、ボディタッチのやり方も違うというわけかー。
R子---そうそう、たとえば彩乃さんは美人だけどサバけた男っぽいキャラだから、ボディタッチもそっと触るような感じじゃなくて、相手をぶつような感じかなー。
さくらちゃんはお堅いキャリアウーマンのイメージだから、あんまりボディタッチをするという感じではないんだけどね。
真央---あたしは~?
R子---真央の場合はう~ん……よくわかんないから好きにすれば。
真央---何ですか、それ!?(怒)
彩乃---不自然じゃないボディタッチはキャラに応じて、というのはよくわかったけど、真央みたいな子はともかく、まあ、ほとんどの女子が普通のキャラの持ち主なわけだから、やっぱり一般論としては
ワザとらしくなくイヤらしくないボディタッチということになるんだろうね。
ただ、自分のキャラを見極めるというのは 単にボディタッチのためだけじゃなくて、恋愛一般にも必要なことだよね。