彩乃---告白するのなら、自分に好意を持っていると100%確信してから。そして、脈アリと見極めるには、相手の女性の一挙手一投足を観察することが大事!なんだけど、S助ったら「恋は盲目」とか言っちゃって全然ダメなの。そのくせ、些細なことに一喜一憂しちゃってさ、S助、そんな調子で告白とかして大丈夫なの?
S助---いやいや、おっしゃるとおり、全然大丈夫じゃないですよ。みなさんがいろんな見極め方を教えてくれましたけど、逆に考えすぎちゃって、疑心暗鬼になっちゃってます。
さくら---確かに考えすぎちゃうと、ロクな結果に終わらないですからね。でも、告白するんだったら万全の準備しておかなくっちゃ。
真央---そうそう!じゃ、今回も「脈アリチェック」をやっちゃいますか。
彩乃---S助、その彼女と一緒に3時間ぐらい、カフェとかファミレスに一緒にいられる?ていうか、S助じゃなくて、肝心なのは彼女がいられるかどうかだけどね。
S助---えー、どうなんだろう?俺的には全然平気なんだけど、彼女はどうかなー? それは何をチェックしてるんですか?
彩乃---そんなに好きじゃなくてもさ、それなりに凝ったデートプランだったら退屈せずに彼女も過ごせるんで、脈アリの見極めは難しいんだけど、話をするだけで、3時間持つようだったら、彼女がS助に好意を持っている可能性が高いっていうこと。
S助---で、そのココロは?
さくら---好きな人とだったら、特別なことをしなくても、一緒にいるだけで楽しいはずということですよ。
真央---そんなこともわかんないのかなー、まったく!
さくら---じゃあ、こういうのはどうですか?手作りのお菓子をもらったことがあるかどうか。
彩乃---あ、それポイント高いねー。
S助---そうなんですか?手料理とかじゃダメなんですか?ちなみに、俺は両方ともないですけどね。
さくら---お菓子づくりって、とっても面倒くさいんですよ。それをわざわざ作ってくれるというのは、かなり好意があると見ていいのでは?ふだん、料理をしないような女の子だったら、もう確定かも。
S助---なるほどー。
彩乃---あと、ボディタッチが多いとか、いつでも手を繋ぐことができるところにいるとか、 2人の距離が近い場合も、脈アリの可能性は高いね。
S助---あー、それは何となくわかりますよね。でも、好意もないのに、ボディタッチをやたらとする女の人もいるじゃないですか。
真央---だから、あくまでも無意識にとか自然にだよ。ワザとらしいボディタッチと、そうじゃないボディタッチの区別ぐらいつくでしょー?
S助---う~ん、微妙……。 実はわかんないかも。
真央---どうせ、ボディタッチされて デレデレしてるから、わからないんでしょうよ。 そして「俺に惚れてるな」とか 勘違いして、いきおいで告白するんだよね。
S助---そして当たり前のように振られると……。うわっ、いつもの失敗パターンじゃん!
彩乃---S助、全然進歩ないじゃん。そんなことで告白しても大丈夫なのかね、まったく。
S助---いざ告白するときに、気をつけることってありますかね?
彩乃---まあ、前にも言ったように、告白する前から勝負はついてるんで、告白のやり方で惚れてないものを、惚れさせることはできないんだけどね。
さくら---でも、好きだったのに、ダメな告白で、醒めちゃったりすることはあるかもしれませんよ。
S助---え~そうなの?そこら辺、ちょっと詳しく教えてくださいよ~。
さくら---大事なのは、好きだという自分の意思をハッキリ伝えること。
S助---そんなの告白するんだから当たり前じゃん。全然余裕ですよ。
彩乃---違う、違う。そうじゃなくて、相手にハッキリ伝わるように、心がけるってこと。S助だけがわかったって、しょうがないんだからさ。
S助---たとえば?
彩乃---「付き合ってもらえませんか?」みたいな疑問形じゃなくて、「付き合ってください!」と、ハッキリ言い切る。
S助---こっちからお願いするわけだから、もうちょっと、下から言った方がよくないですか?
真央---すっとこどっこい!こういう時は少しでも優柔不断なところを見せたらアウトなの!
さくら---そうですよ。告白というのは、相手におうかがいを立てるためにするんじゃなくて、 お互いの好意を確認するための儀式なんですから。
彩乃---そうそう、100%確信がなければ告白しない、って いうのはそういうこと。変な前フリとかも必要ないからね。告白はシンプルかつ明確に伝えるだけで十分。