男性側の「BARへの苦手意識克服」に対する手だての後には、もちろん女性との会話の盛り上げ方やらケアやらを考えなくてはいけません。
今回はBARでのアプローチ方法をお教えいたします。
BARのカウンターは2人を接近させるナイスなアイテムです。
お店の人に叱られない程度に椅子の角度を調整して、基本的には「2人だけの空間」を意識しましょう。
位置取りに関しての豆知識。あなたが一番奥、彼女がその隣に座るようにすると、彼女の視線の先にはあなたと壁しかありませんから、ちょっと効果的かもしれません。
次に、是非気をつけて欲しいのは、あまり勧めすぎないこと、です。
よかれと思っても「おかわりは? おかわりは?」と勧めてはいけません。
もしその女性がお酒に弱いのであれば、彼女は自分のペースで楽しく飲んでいるハズです。飲み干していても、まだ次を頼むには早いな、ということだってあります。なのにしつこく勧めるのは、親切ではありませんから。
ときおり、彼女のグラスを指して「どうする?」と聞いてあげるくらいにしましょう。
これで会話が盛り上がれば言うこと無しなんですが、常にそうそう盛り上がるとは限りませんよね?そういう困ったときに頼りになるのが、バーテンダーです。
頼んだお酒が出てきて、ひとくちふたくち飲んだあと、感想を告げるのが一番「話しかけやすいパターン」でしょう。
「これ、ジンに何を混ぜたんですか?(ジンベースで、と頼んだ場合)」
「カルバドスを少々、リンゴのブランデーです(たとえば、ね)」
「へぇ、しっかりしていて美味しいですね。(と、ここで彼女の方に向き直り)ちょっと飲んでみる?(彼女がひとくち飲む)どう? リンゴのブランデーなんて飲んだことなかったなぁ。知ってた?」
こうやって、バーテンダーとのやり取りで始まった会話を、さりげなく彼女とのモノに戻しちゃうんです。バーテンダーに話しかけ始めた会話でも、軽く会釈するだけで会話を切り上げてしまって構いません。彼らは他の仕事をしに、すすーっと音もなくカウンターの中を移動していきます。
どうですか? 思ったより、簡単だったんじゃないでしょうか?
あとはもう、あなたもお酒を楽しめばいいだけですから。
ただし。くれぐれも飲み過ぎないように、と蛇足ながら付け加えておきます。
初デートで沈没したら、シャレになりませんからね……。