今回は、「しゃべる」会話編の後編。
会話が途切れ途切れになりがちなときはどうしたらいいでしょうか?
ここでも、先週の「オチを相手に預けちゃう戦法」が使えます。
もちろん、その応用型ですが。前回は疑問型で相手にオチを預けましたよね?
ここでも疑問型を使っちゃいます。そう、質問してしまうのです。
質問をするということは、相手に対して「興味を持っているんです、
君のことをもっと知りたいんです」というアピールにもなりますし、
話題を続けるきっかけにもなります。
しかし、ここで注意しておきたいのは
「イエス/ノーで答えられる質問はしない」ということです。
「今日は忙しかった?」
「うん」
「最近、寒くなったね」
「うん」
「お父さんは風邪引いてる?」
「ううん」
ま、返答がひと言で終わっちゃうとしたら相手も悪いのですが、
質問の仕方がそもそも悪いんですから、責めてはいけません。
イエス/ノーで終わらない質問であれば、こんな単発の撃ち合いも避けられます。
「普段、休みの日は何をしているの?」こんな単純な質問でいいんです。
これならイエス/ノーでは答えられないですから。
しかし、イエス/ノーで答えられないということは、
質問が漠然としているということと表裏一体です。
逆にちょっと答えにくかったりするんです。
ですからそういうときは、あなたが少しだけ「呼び水」になってあげましょう。
「僕は予定がないと寝てばっかりになっちゃうから、
休日でも目覚ましをかけるところから始めるんだけど……君はどう?」と、
アレンジをかましてください。
そして、相手の女性が口にしたキーワードを拾いまくってください。
「散歩? いいよね、少し寒い季節でもなんだか気持ちがキリリとするし」とか
「食べ歩きかぁ。そういえばまたモツ鍋が復活したね。
どこかお気に入りある?」とか
「映画を見に行くんだー。そういえば僕は最近見に行って無いけど、
何か気になって見ようと思ってる映画はある?」とか。
こうやって見ると、話をする、というのはそんなに難しくないでしょう?
相手のことを考えて質問して、自分の情報もきちんと提示しつつ、
とその分量=会話量にちょっとだけ気を遣えば、会話なんて簡単なもんです。
自信を持って、にっこり笑って、話をしてみてください。