前回は、男性の許せない女性の嘘にふれてみました。
今回は女性の”耐えられない男性の嘘”です。
では男性のつく嘘で女性をがっかりさせるものにはどんなパターンがあるでしょう?
よくあるこんな風景を思い浮かべてみましょうか。
アフター5、誰もいないオフィスから男性が
女性に電話をかけています。
今夜のデートのドタキャン電話です。
「ゴメンゴメン、この埋め合わせはきっと……。
イヤ、課長のバカがどーしても明日の会議の資料を
これから変更しろって、急に言うんだよ」
「急な仕事を上司に押し付けられた」
男性にそう言われれば、たいていの女性は許してしまいますよね。
逆に「いつも仕事仕事なんだから、ンもうっ」なんて言いながら、
働き者の彼にまんざら悪い気はしないかもしれません。
……たぶん。責任は持ちませんけど。
しかーし。今回のテーマは「嘘」です。
そう、実は自分自身の仕事のミスが残業の原因だったりするのです。
でも彼女にはそんなカッコ悪いことは言えないので、
ついつい電話口で嘘をついてしまった、と。
男性にとって何より大切なのは「メンツ」です。
彼女に仕事ができない男と思われることは、
何より彼の「メンツ」を保つためにあってはならないことだから、
思わず嘘をついたのですが……。
この手の男性の嘘が、もし女性にバレてしまったら場合、
そのダメージは確実にノックダウン級です。
「嘘をついた」こと自体ももちろんですし、ちっぽけなメンツを守るために嘘をつく、
その器の小ささが何より彼女を幻滅させるのです。
女性が異性を好きになる理由として「尊敬できるから」というものが
アンケートなどで上位によくランキングされることはみなさんご存知かと思いますが、
モテを目指す男性にとっては
「尊敬される」ということはけっこう重要な部分だったりします。
こうなったらもう最悪。
女性の尊敬を再び勝ち取ることはまず不可能です。
頑張って立ち上がったとしても、
見かねたリングサイドからはタオルが投げ入れられるでしょう。
男性諸氏に強く言いたいのは、目先の小さなメンツにこだわるな、ということです。
オレってカッコわりぃ、と思ってもその場その場できちんと打ち明ける。
それが女性の信頼を勝ち取るための近道なのです。
なんなら、そんな素直に凹んだ姿を女性は
「可愛い」と思ってくれたりするんです、不思議なことに……。
女性のつく「その場を取り繕う」嘘も、男性のつく「ちょっとした言い訳」の嘘も、
お互いがオープンに心のうちをさらけ出せる関係ならば必要のないものです。
男女とも、嘘で関係をこじらせないための最大の秘訣は
「安心して心を開ける、そんなふたりの関係を作り出すこと」なのかもしれません。
逆に言うと、そういった関係を自然に作り出すことができるなら、
あなたはかなりの「モテ」だと言えます。
嘘から見えてくるのは、相手のありのままの姿を受け入れる準備が大事、
ということだったりするんです。
深い!