前回は、男性のつく嘘の特徴についてお話しました。
今回は女性のつく嘘について、男女でどんな差があるのか見て行きましょう。
女性は、嘘に対するスタンスが男性とは正反対。
本能として、反射的に、とてつもなく自然に、嘘をつきます。
本当のことを言って、「少しでも面倒なことが起きそうだな」と感じたらすかさず嘘をつきます。
例えばこんな感じ・・・・・・
「ごめんね、その日、大事な話があるってお母さんから言われてるの。
ま、大したことないとは思うんだけどね。大げさな人だから、お母さんって」
まず軽く「ごめんね」と謝って空気を柔らかくしてから、さらりと嘘をついています。
具体性を出さず、しかも後日「お母さん、何の話だった?」と聞いたところで、
「やっぱり大したこと無かったよー」と言い捨てられるような予防線のオプション付きです。
女性が嘘を上手につく理由は「対立することへの恐怖心」がその根底にあるようです。
ケンカになって、殴り合って、ワハハハと笑いあって親友に……というのは、
男性同士で(しかも少し昔のマンガの中で)のみ成立すること。
女性社会では、一度対立するとなかなか関係の修復が難しいのです。
それゆえにか、女性の職場での愚痴の大半は、
女性同士の人間関係トラブル(除く上司のセクハラ)といわれています。
なので、対立するくらいなら罪のない嘘を積み重ねて、場を丸く収めることが、
女性社会では重要視されています。
こうして嘘をつく技術に日々磨きをかけている女性ですから、
そんな女性の嘘を見抜く力は、残念ながら男性にはありません。格が違います。
直感力に劣る男性が太刀打ちするには、
唯一、ロジカルな推論を駆使するしかありません。
その場でズバリ嘘を見抜くなんてことは不可能なので、
常に女性のコメントの論理性を検討しておくことにしましょう。
何なら事実関係をメモして置いてもいいでしょう。
ただしその際に忘れてはいけないのは、
女性の嘘が「対立を避けるためのもの」であるという点です。
あげたプレゼントを翌日には質屋で換金したくせに
「無くしちゃったの」といいわけするとか、
二股の不倫相手と一緒だったところに鉢合わせして「歳の離れた兄なの」と紹介するとか、
どうにもこうにも男性が不利益をこうむるような嘘ではない限り、
嘘だと分かっても深追いしない方がいいでしょう。
よっぽどのときは、嘘を暴くより、別れた方が身のためですから。
男女の嘘の傾向、そして対策(?)について大ざっぱにお話しましたが、
あくまでも嘘はつかないにこしたことはありません。
しかし、どうにも嘘をついてしまうのが人間。
だとしたら、男性にとって許せない嘘は何か、
女性にとって耐えられない嘘はどんなものか、
それさえ分かればかなりのモテになれるのかもしれません……。