前回の『逃げ恥』で話題の「いきなり結婚族」が交際0日婚でも大丈夫な5つの理由!前編に引き続き、残り3つを紹介するわよ。
結婚生活で大事なのは交際期間じゃない?幸せな結婚のために本当に大切なこととは?
ハーイ!寂しがり屋の子ウサギちゃんたち、みんなイイ恋してる?
恋のビタミン恋愛心理学研究所・所長のアモーレさんよ。
大人気のTBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』は最終回を前に視聴率はウナギのぼりの絶好調。
「あたまナデナデ」・「うしろからハグ」なんて中学生の初恋みたいな展開にムズムズ・キュンキュンする人が続出していて、「ムズキュン」という新語まで生まれているわ。
インターネットでも「いきなり結婚族」や「交際0日婚」について賛否両論さまざまな意見が飛び交い、かなりの関心があつまっているようね。
ぜひ『逃げ恥』で話題の「いきなり結婚族」が交際0日婚でも大丈夫な5つの理由!前編
で紹介した最初の2つ、
1.実はしっかりプロファイリング済み
2.長けりゃいいってもんでもない
に今回の3つを加え、いきなりプロポーズにそなえてちょうだい!
「いきなり結婚族」や「交際0日婚」というとまるで新ジャンルの結婚の形のようだけど、実は昔からあった結婚の形なの。
近代までの日本では、女性には十分な収入を得られる仕事がほとんどなく、大人の女性は生きていくために嫁に行くのが当たり前。
炊事や洗濯は今と違って時間と労力のかかる大変な仕事だったから、家事をする労働力として女性が必要でもあったのよ。
女性は家事労働をする代わりに衣食住を保証される。
『逃げ恥』のヒロインも家事代行の仕事として契約結婚するけれど、これって昔と同じことよね。
また、お互いの親が勝手に結婚を決めてきて、お見合いの席が初対面、ろくに話もしないうちに結婚、という夫婦も珍しくなかった。
それでも事前には、家の格や経済状況、健康状態、仕事ぶり、近所のウワサなどなど、親の厳しい目でしっかりチェックしていたから、交際0日で結婚しても仲良く添いとげる夫婦がたくさんいたのよ。
現代でも、最初に条件を精査して結婚にすすむお見合い結婚は、恋愛結婚よりも離婚率が低いという調査結果(全国仲人連絡会調べ)もあるわ。
「貧乏だけど愛してるから」「夢を追いかけ続ける彼が好き!」と勢いで結婚したけど、愛が薄れてしまったら大後悔、なんて話はアタシの周りにもゴロゴロしてるの。
金の切れ目が縁の切れ目と言ったら切ないけれど、夢や希望だけでは食っていけないのが現実よね。
愛情という形なき物を根拠とした恋愛結婚よりも、年収や仕事など結婚生活をうまくやっていくための条件を根拠とするお見合い結婚のほうが、破たんする確率が低いのは当然かもしれないわね。
『逃げ恥』でも、「プロの独身」・「童貞」・「コミュ障」の彼ではあるものの、真面目な仕事ぶり、安定した収入、仕事仲間からも信頼される人柄という三大要素はチェック済み。
サッパリした容姿・京大卒という学歴・平均以上の収入と、結婚相手としては3平(平均的な容姿・平均的な学歴・平均的な収入)以上の申し分ない条件よね!
現代は便利な家電がいろいろあって、街には外食やサービス産業があふれ、結婚しなくても生活環境に困ることはほとんどなくなったけれど、社会構造の変化から一人で悠々自適に暮らせる人は減ってきているわ。
『逃げ恥』のヒロインのように高学歴にもかかわらず就職できない人も珍しくない。
たとえ正社員で働いていても、いきなり会社がつぶれたり、収入は何年も変わらないのに税金や社会保険料はどんどんあがっていくという悪夢のような状況にさらされている人が少なくないわよね。
そんな世知辛い世の中だけど、結婚するとたくさんのおトクなことがたくさんあるの!
・生活費が半分に…共働きの場合、同居することで別々に生活していた時よりも住居費・通信費・光熱費の基本料金は半額になる。家族割などのサービスも利用できる。
・税金や社会保険料の優遇措置がある…妻が無職(一定額以下のパート・アルバイトも含む)の場合、配偶者控除が受けられたり、社会保険料の納付が免除される。
・会社からお金がもらえることも…結婚祝い金や出産祝い金、家族手当が支給される会社もある。
独身者の中では結婚すると不自由になるというイメージが強いようだけど、実際にはさまざまな優遇措置が用意されているわ。多少収入が低くても二人なら世帯年収はぐっと上がって自由になるお金が増えるのよ。
さらに、ふたりで料理をするようになれば、外食するよりも金額が押さえられるし、バランスの良い食事ができるようになる。
家事も、力仕事や繊細な作業など、得意分野を担当することでストレスも少なくなるわ。
自分ではわからない体調の変化にも気づいてもらえることだってあるのよ。
スペイン・バルセロナ自治大学の研究によると、既婚者は独身者よりも健康という傾向があるそうよ。
また、アメリカ・ルイスビル大学の研究では、45歳以上の独身者の死亡率は既婚者の2倍近くにもなるとか。
独身の一人暮らしに不安を感じている人なら、お互いに助け合って暮らしていく「結婚」によって経済的にも精神的にも救われる部分は多いわ。
『逃げ恥』第10話ではこんなセリフもあった。
「結婚って安全装置みたいなところもあるよね。
どっちかに何かがあったとき、1人だと大変でも2人いればなんとかなる。
生き抜くための一つの知恵みたいな」
交際0日婚であっても、共同生活によって余裕ができれば、心が満たされて『逃げ恥』のふたりのように新たな愛を見つけることができるかもしれないわよ。
アタシくらいの年齢(アラフォー)になると、結婚している人も離婚している人も、再婚して新しい幸せをつかんでいる人もいるわ。
交際期間にかかわらず、結婚生活がうまくいってる人は、夫婦がお互いにコミュニケーションをしっかりとって、楽しいことも苦しいことも、家族みんなで一緒に体験している人。
自分勝手だったり家族に無関心な人は、離婚や家庭内別居を招いてしまっていることもあるわ。
どんなに気の合う間柄でも、ずっと一緒にいれば理解できないことや納得いかないことだってあるわよね。
夫婦とはいっても元は赤の他人だもの、どうにも相いれないことだってあるわ。
でも、お互いの気持ちに寄りそい、相手を理解する努力を忘れずに過ごすことで、血のつながった親や兄弟姉妹よりも強い心のつながりを持つことだってできるのよ。
『逃げ恥』第8話では、結婚生活について思い悩むヒロインに、母が言った言葉が素晴らしかったわ。
「運命の相手ってよく言うけど、私そんなのいないと思うのよ」
「運命の相手に“する”の」
交際期間なんて関係ない。大切なのは結婚してから。
お互いが相手の立場になって考え、思いやりをもち続けることができれば、交際0日婚でも長い春婚でも関係なく幸せな結婚生活になるはずよ!
恋する子ウサギちゃんたちのハッピーな未来をアタシは心から祈っているわ。サリュ~!
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