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最悪なのは失恋することだけど、それだって恋の経験がまったくないよりはまし
偉人から学ぶ恋愛格言 失恋

最高なのは恋に落ちること。次に素敵なのは恋をしていること。
最悪なのは失恋することだけど、
それだって恋の経験がまったくないよりはまし。

“現代アメリカでもっとも有名なアフリカ系女性詩人”
“20世紀で最も尊敬されるべき人物のひとり”
と称賛されるマヤ・アンジェロウの言葉です。

人は恋をすると、身体的には、自律神経が刺激されて活性化したり、ドーパミンが分泌されてやる気が出たり、免疫系が活動的になるという効果もあると言われています。

逆に、失恋すると精神的にも身体的にも多大なダメージを受けてしまいますよね。
それでも、淡々となにごともなく日々を過ごすよりは、自分に向き合ったり、相手の気持ちを考えたりする経験を積むことで、人生に厚みが加わるのは間違いありません。
時がたてば失恋の痛みも「良い思い出」になりますし、次の恋愛を成功させるための試金石となるのです。

恵まれない環境に生まれながら、アメリカでもっとも尊敬される人物となったマヤ・アンジェロウは、激動の人生の中でたくさんの出会いを経験しています。
その中には、公民権運動で多大な影響を及ぼしたキング牧師やマルコムXなどもいました。

魅力的な人物から学ぶことは、自分の糧になるもの。
彼女の自伝や詩の中には、恋愛だけでなく、家族愛、人類愛について語ったものが多くあります。
恐れず人を愛し、また愛されることで、より素敵な人生を送ることができる、ということを教えてくれる言葉ですね。

今週の恋愛格言師匠 マヤ・アンジェロウ

[Maya Angelou](1928–2014 アメリカ )

今週の恋愛格言をのこしたのは、アメリカの詩人であり歌手・女優でもあったマヤ・アンジェロウです。
キング牧師と共に公民権運動に参加した女性政治活動家としても有名で、20世紀アメリカを代表する偉大な人物として尊敬されています。

黒人差別の激しいアメリカ南部の貧困家庭で育ち、両親は子供のころに離婚。
貧しい生活、義父の暴力など過酷な家庭環境の中17歳でシングルマザーとなり、ウエイトレス、コック、ショーダンサーといった仕事を転々としながら子供を育てていました。

そんな中で、黒人差別撤廃を求める公民権運動に参加するなど政治活動をはじめ、しだいにジャーナリスト・詩人・作家・女優・映画演出家と、さまざまな分野で活躍するようになります。

激動の人生で語られた、人としての生き方、愛のあり方といった言葉の数々は、人種や性別をこえて支持され、ベストセラーとなった自伝『歌え、翔べない鳥たちよ』をはじめ、彼女の遺したたくさんの作品は、今も世界中の人々に影響を与えています。

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