付き合って5年の彼氏がいます。
昨年、結婚に向け式場の予約や親への報告を済ませましたが、
その直後に、相手のご両親から「嫁になるには覚悟をしておけ」
というような内容の話をされ、祝福とは程遠い険悪ムードで、
2時間あまり指導というか、条件のような話をされました。
彼の家は、特にお金持ちというわけでもないのですが、
昔からある家で、それなりのプライドがあるようです。
ごくごく一般家庭の私の家とは考え方も違い、
私のような普通の人が嫁にくることも気に入らないみたいです。
厳格だけど外ではすき放題な父親と、
ずっと専業主婦で若い子との接触がまったくない母親が、
世間体を気にした昔ながらの考え方で色々クチを出し、彼も何も言えず、
私もショックと自信喪失で結局式場をキャンセルし、結婚も延期にしました。
あれから1年が経過しますが、
両親にまだ言えない彼に少々戸惑いを感じています。
彼は昔から親、特に父親に対しては何も強く言えないようです。
彼に問うと、色々考えていると言い、
少しずつ母親に話はしているとも言いますが、
定期的に私の方から催促しないと母親とも話をしていないようです。
別れ話を切り出さないと危機感を感じないし、
1つ進めるのにかなり時間がかかっています。
こんなことがあっても彼のことはすごく好きで、
今でも結婚したいという気持ちは強いです。
でも、今後のことも考えると、
やはり結婚には向いていない人なのかなとも感じます。
ちなみに私の両親は反対はしていないものの、
相手の両親に対しては心配が多々あると言っています。
友人には強く反対されています。
結婚するなら、やはり相手のご両親とも仲良くしたいけど、
なかなかご両親の長年の考え方を変えるのは難しいし、
私たちが我慢をし続けないといけないのかと考えると、
別れるべきなのかなと悩んでしまいます。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
彼と「気持ち」を一つに。ご両親を敬う心をもち対応を。
常識のあるご両親さまだと思われます。
冷静にこのことを捉えてみると、あなたへ突きつけられた
「嫁の条件」は、彼とあなたの2人の問題です。
あなたと彼が本当に2人で一生を共にしたいという気持ちがあるならば、
まずはその条件について、彼がどのように考えているか、
あなたはどのように考えているか、2人でよく話しあってみることが必要でしょう。
どうすればこれを乗り越えていけるか、2人で話してみましたか?
はじめから「無理!」「受け入れられない!」と、
突っぱねることだけを考えるのではなく、彼のご両親が求めるカタチを、
あなた方はどれだけ受け入れることができ、何が難しいと感じるのか、
それを彼のご両親に2人から歩み寄っていく必要があるような気がします。
「どこまで努力できて、ここは自分たちの考えでやってみたい」
ということを、伝えることから物事は進んでいくのではないでしょうか。
そして、この結婚話を少しでも前に進めるためには、
彼のご両親への対応や歩みよりを、彼だけに任せるのではなく、
2人で進めていこうとする気持ちが大事だと思います。
もちろん、彼がご両親との間に立つことは当然なのですが、
「気持ち」の面で彼を1人にしないことです。
2人の気持ちをどれだけ1つにしてこの問題に対処できるかが、
この問題を乗り越えられるかの大きなポイントとなるような気がします。
そして、2人で結婚話を少しでも前へ進めていくために努力をしていく過程は、「本当に2人に心のつながりがあるのか」「彼と一生歩んでいけるか」を、見極められるときだと思います。
それを、頭に入れておくと良いでしょう。
あなたが書いているとおり、「彼はやはり結婚には向いていない人なのか」。
そして、「あなたは彼にふさわしい女性になれるのか」。
彼と自分の相性を評価できる時間を、今もらっているのかもしれません。
最後に、気になる点を少しだけ書かせていただきます。
確かに、あなたにとって彼のご両親は、「厳格だけど外ではすき放題な父親と、ずっと専業主婦で世間体を気にした昔ながらの考え方をする母親」なのかもしれません。
でも、あなたが愛している男性のご両親です。それを忘れてはいませんか?
きちんとした態度で、敬意ある言葉で、彼のご両親と接することはできていたでしょうか?
尊敬ができなくても、ご両親を敬う気持ちを持って、
ご両親を「立てていく心」を忘れないでくださいね。
相手を軽蔑したり、嫌ったりする気持ちは、意識しなくても相手には伝わるものです。
今回、あなたは彼のご両親から「嫁になる条件」を厳しく伝えられたわけです。
それは単なる「世間体を気にした昔ながらの考え方」と受け止めて、
「彼のご両親の考え方がおかしいのだ」と処理をするのは、違うような気がします。
あなたの中に、ご両親に厳しく言わせる何かがあるのではないでしょうか?
あなたが好きな人の元に嫁ぐことは、その家の人になることでもあります。
ましてや、彼の家は古くからある旧家。
その家の良さを知り、その良さをしっかりと守っていこうという気持ちを持って、嫁ぐ気持ちも必要だと思います。
できるだけ円満にこれからの人生を送れるように、
少し自分の行動や言葉、そして自分の心を振り返ってみることも
大事なのかもしれませんよ。