職場は、時間的にも空間的にもある種閉じられた場所。
恋が成就するチャンスについて聞かれれば大いに「有り」といえます。
勇気が出る数字をひとつ挙げますと、政府のある調査でも結婚する人の約30％が、 出会いのきっかけは「職場や仕事で」と答えています。
同じ職場ならほぼ毎日、そして部内旅行など細かいイベントまで含めれば、 それだけいつも一緒にいられるわけですから、愛を育む上では贅沢な環境と考えたいところです。
ただ女性には、職場恋愛ができるひとと、 逆に職場で恋愛をしたくないひとの２タイプがあるように思います。
実際、女性の職場恋愛経験者に話を聞くと、告白されてお付き合いを始めるには、 職場環境ならではの心配事が多々あるようです。
たとえば、恋愛中に周りの目がいつも気になってしまう煩わしさ、 恋愛関係とは異なる上下関係で仕事をしないといけない難しさ、恋愛が頓挫したときにも元カレと“同居”しないといけない気まずさ…など。むしろそういうのが面倒で、「同じ職場のひとはちょっと…」という敬遠気味の女性がいるのも事実です。 果たしてその女性はどうでしょうか。
ご相談では、「電話番号を伝えて食事に軽い感じで誘ったり、メールを下さいといってみたところ、 軽くあしらわれた」とのこと。
おそらく彼女としては、困惑しているという状況だと想像できます。
あなたがまったくの予想外の相手だったからなのか、 あるいはすでに付き合っている人がいたからなのかわかりませんが、 いずれにしても、業務上の差し障りが頭をよぎり、「なかったことにしたい…」 という気持ちが表れたといっても過言ではありません。
ですが、あきらめるのは時期尚早。
今までなら自分で壁を作って躊躇していた女性へのアプローチも、 今回は思い切ってできているとのこと。きっと仕事がうまく行っているなど、 現在、自分に自信が漲っているのかもしれません。
勢いに乗じて、じっくりと彼女との距離を縮めていきましょう。
かといって、ゴリ押しは逆効果。一緒にいると楽しい、 話をすると勉強になる…など何でもいいと思います。
彼女のリアクションに一喜一憂せず、 まずは仕事上の悩みを相談されるような信頼関係を築きたいところです。
待ちに待った何年ぶりかの恋なのですから、結果をあせらず大切に育てていきましょう。