結婚を考えていた相手にふられて7ヶ月が過ぎ、日々「この年齢になってしまったし、もうひとりで生きてくしかないのかな」という諦めの気持ちと「結婚して幸せな家庭を持ちたい」という渇望の気持ちとに揺れています。
そんな中、先日、親類の紹介でお見合いをしました。
先方は私を気に入って下さったようですが、正直なところ私はピンとくるものがなく、その方と結婚した場合は私の仕事(勤務エリアや勤務内容)に大幅な制限が生じてしまうといったこともあり(私はできれば今のようなスタンスで仕事を続けていきたいのです)、申し訳ないのですがいまひとつ乗り気になれないでいました。
が、つい最近、私の父の余命が少ないことが解りました。
母は「今は親も友達もいるからいいけど、年をとってひとりだと淋しいよ」と事ある毎に私を心配する言葉をかけてきます。
私がお見合い相手に惹かれていないと言うと「一緒に暮らしていくうちに情がわくもんだよ」とも言います。
紹介してくれた親類も「もう選んでいる年齢じゃないだろう?時間が経つうちに何とかなっていくもんだ」と、お見合い話を後押しします。
父の命が尽きる前に親孝行を、せめて花嫁姿を見せてあげたい。
母を安心させてあげたい。
ひとりで生きていくのは辛いし淋しい。
この先、いるかどうかも解らない、私と結婚したいと言ってくれる人を待つ自信も勇気もない。
相手の方も話を進めたいようだ・・・私の気持ちさえ相手の方に傾けば、みんなが満たされるんです。
でもそのためには、私は自分の心を押し潰さなければならない。
母の「昔の人はみんなそうやって(我慢して)結婚して家庭をつくっていったんだよ」という言葉の通り、私も自分の気持ちよりもみんなの幸せを優先すべきでしょうか。
毎日、ストレスで顔に痙攣が出るほど悩んでいます。
アドバイス、よろしくお願いします。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
この質問に関する回答
私も30過ぎて大失恋したときは「もうひとりで生きてくしかないのかな」「この先二度とあんな人は現れない」と思ってましたもの。
でもね。
人間にはまた性懲りもなく恋はやってくるのですよ。
しかし、この年になって思うのは「恋」と「結婚」は別ものということです。
「恋するチャンス」はまたちゃんとめぐってきます。
ですから今回、問題にするのは結婚のタイミングですよね？
「一緒に暮らしていくうちに情がわくもんだよ」っていうのは、ウソではありません。
犬だって猫だって一緒に暮らせば情はわきますよー。
しかし人間は犬猫ではないので、互いに努力しないと情はわきません。
相手があなたにすごーく惚れていて、めちゃくちゃ尽くしてくれて、という状況なら情がわいて結婚後うまくいく可能性がありますが、相手にそれほど熱いものが感じられない場合、双方努力できなかったらこの結婚はうまくいかないと思います。
またいくら相手が尽くしてくれても、あなたのほうがその愛情にあぐらをかいてしまったら、やっぱりうまくいきません。
また「私の気持ちさえ相手の方に傾けば、みんなが満たされるんです」っていうのは実はウソじゃないかな？
自分の気持ちをよーく考えてください。
本当は「今結婚しないで、親が死んだあと1人になってしまうことが不安」なんじゃないでしょうか？
人のために結婚する・・・とごまかして、実は自分の不安と向き合っていないのでは？
そこのところをもう一回よく考えてみてください。
また「昔の人はみんなそうやって(我慢して)結婚して家庭をつくっていったんだよ」というお母様のセリフ。
これは昔は確かにそうだった。
でも今の私やあなたの世代はもうムリ！
それよりは楽しいシングルのほうが何倍もよいとわかってしまっているから。
とにかく人のための結婚はおすすめしません。
人のためじゃなく、あなたの不安、あなたの結婚、あなたの人生と向き合って考えてみてください。