私には遠距離恋愛を始めて、約1年になるアメリカ人の彼がいます。
私の留学中に大学の同じ学部で知り合い、私の帰国直前、付き合うことになりました。
当初は、日本に戻って少し働いたらすぐにアメリカに戻って、彼と一緒になろうと考えていました。
ところが時間が経つにつれ、もう少し今の会社で働いて経験を積もうとか、
本当に彼でいいの?と疑問が湧くようになってしまいました。
彼の経歴は少し変わっていて、20代の頃に大学を休学し、
山でキャンプ生活をしたり、得意のテニスで生計をたてたり、
その他には工具店でのアルバイトやソフトウェアのセールスなど、
色々なことを10年以上経験していました。
その後、やはり次に進むためには学位が必要という思いで大学に戻ったのが、
ちょうど私と出会った2年前です。
アメリカにいた頃は、そんな彼のユニークさ、
他人や常識に捕らわれない考え方ができるところに惹かれ、
最初は親しい友達からだんだん親密になりました。
今でも、何でも話し合えて、お互いの仕事に対するアドバイスをしあったり、
悩みを聞いてもらったりと、とてもうまくコミュニケーションできていると思います。
一方、日本で自分のまわりにいる友人を見れば、
有名大学を出て大手企業に就職していたり、あるいはそういう人と結婚していたり、
人並み以上の安定した暮らしを送っている人がほとんどです。
私自身、大学を出てから2年間の留学期間を除いては、
ずっと真面目に仕事をしてきたつもりで、向上心もあります。
そういった自分や、周りの友人と彼を比べては、
彼のマイナス面だったり、年齢(私より9歳年上)、彼の職歴や経歴を考えて不安になってしまったり、
このまま彼との関係を続けるべきか揺れています。
去年の夏、プロポーズもされましたが、その時はすぐに返事をできませんでした。
今は彼が日本でフルタイムの仕事を探していて、見つかり次第日本にくるつもりのようです。
他に気になる人がいるわけではないけれど、
まわりと比べてつい彼を条件面で見て「人並み以下」と考えてしまう自分がすごくイヤです。
一方で、今後の関係を続けるのか、また結婚をするのかと考えると悩みがつきません。
遠距離や時間の経過が自分の考え方を変えてしまったのでしょうか。
これからどうしたらいいでしょうか。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
結婚相手に望む条件は何か、を考えてみて
人には完璧な人はいません。
それがわかっていると、
長い人生を共にする結婚相手を決めるときには、
相手のマイナスの部分を受け入れられる人を選ぶことが大切であり、
それが必要だということがわかってきます。
そしてまた、
結婚相手に対して、あなたの中には「これだけは必要」という条件があるでしょう。
あなたが一番大事にしている条件が何なのか、それを自分で分かっていることも必要です。
ですから、どのような条件の人と、あなたは共に人生を歩いていきたいか。
それをよく考えてみるといいのではないでしょうか。
たとえば、相手に求める条件として大事にしたいものが、
「年齢差があるのが嫌」や「職歴に一貫性がないと嫌」というものであるならば、彼との結婚は難しくなります。
もうひとつ。
相手のマイナスを受け入れられることや、
相手に求める大切な条件が満たされていることなどの他に、
結婚に一番大切だと思うのは、お互いの心の結びつきです。
誰がみても条件の良い結婚したのに、
心が向きあわせることなく、過ごしている夫婦はたくさんいます。
そうした夫婦は幸せだと思われますか?
お互いに「相手を幸せにしてあげたい」という気持ちがあれば、
結婚してからも、お互いに向き合って生きていける夫婦となれるでしょう。
彼との結婚を考えてみて、
彼が真面目にあなたを愛してくれる男性か、
心から信頼できる人か、
彼の金銭感覚や国のライフスタイルを受け入れられるか、
彼のマイナス点を知って、それを受け入れられるか、
自分が持っている結婚相手に望む条件は、彼にあるか・・・・。
こうしたことを自分に問いかけながら、自分で判断していくしかありません。
たとえ彼の過去に、不安材料があったとしても、
今の彼に、それを糧にして成長していこうとする姿勢や態度が見えたり、
そうした回り道を生かしている彼の生き方が感じられるのであれば、
それは彼の大きな財産になっているということでもあります。
そういった場合は、
彼の過去にこだわりすぎて、
彼の美点を見失わないようにしてみてほしいと思います。
長くなりましたが、参考にして、しっかりとご自身で考えてみてください。
一緒に幸せになっていきたいと思える人と、あなたが結ばれることを願っています。