女性たちに「好きな男のタイプは?」と聞いてみましょう。
まず80%以上の確率で、返ってくる答えはまず最初に「うーん、優しい人……」なのではないでしょうか?
「優しい」ことは現代に生きるオトコとしてまず最初に求められるモテの条件なのです。ハードボイルドの主人公ではないですが、「優しくなければ生きる資格がない」なんですね。
しかし、「優しい男」ってよくわかりません。たまに同僚の女性から不意打ち的に「優しいんですね」とか言われると、自覚がないだけに余計に混乱したりします。どうやら、ハードボイルドの時代から男達が培ってきた「男の優しさ」と、現代女性から求められる「優しさ」は、微妙に違うみたいで、悩むところです。
そして、優しい人と似て非なるものが「優柔不断な男」です。その違いはどこにあるんでしょう?そして「優柔不断な男」がモテになるには、どうしたらいいんでしょうか?
今回はそこらへんを考えていきましょう!
「優しい男」とはどういう男なんでしょう?
男の優しさ、というのは物腰の柔らかさだけではありません。女性がわがままを言っても、自分の我をぐっと殺し、とりあえず女性の言い分を飲んであげる。そんな器の大きさが「優しさ」です。
女性の立場を思いやり、常に相手の立場に立ったモノの考え方ができることも「優しさ」です。さらにそのときどうすれば相手が喜んでくれるかを考え、それに応じて物事を提案することができる、そんな提案力も男の「優しさ」なのです。
「優柔不断な男」には、自分で考えてその場で提案する力がありません。なんせ優柔不断な男は、結局責任を負うのが嫌だから、物事を決めかねているんです。自分の提案が失敗に終わったら、100%自分の責任。だから風に流される柳のように、その場その場の流れに逆らわないことで、やり過ごそうとするわけですね。
優しそうに見えて、それは「自己保身」ですから、実は「優しさ」とは対極の姿なんです。一見似ているだけに、タチが悪いったらありません。
では、そんな「優柔不断な男」をモテに導くにはどうしたらいいでしょう?
それは、地道な「自主トレ」あるのみです。日常的に物事を決定しないことがクセになっていますから、まずは素早く判断を下す訓練をしてみましょう。
ファミレスに行った時に実行できる訓練です。ファミレスに入って、席についたら、メニューを広げる前に、シミュレーションを行う訓練をしましょう。
それが夕食のタイミングなら、その日の昼食に何を食べたか、朝食に何を食べたか思い出しましょう。
昼食がラーメンだったら、夕食にまたパスタは避けたいところですね。昨日の夕食が肉料理だったら、今夜は魚料理……。こうして、今夜のファミレスで食べるのは「お米と魚料理」という組み合わせをはじき出します。
お店に入ってメニューが出てくるまでの時間にそこまでのシミュレーションを頭の中で行っておくのです。そうすれば、メニューを開いたときにあれこれ迷わずに、あらかじめ決めた候補の中から素早く決定することができるわけです。
これは、物事を決める際に、素早く優先順位を整理し判断を下す訓練になるでしょう。自分から「選択肢を適当な数に絞る」という練習です。
それができるようになったら、対人の訓練です。あなたの親戚に、小さな子供はいませんか?ちょうど幼稚園くらいの、手がかかる盛りの甥っ子や姪っ子がいたら、その子を数時間でいいから預かってみるのです。
子供はあなたに全面的に依存してくれますから、あなたは否応なしに子供のために物事を決定しなければなりません。
喉がかわいた?じゃあ何を飲ませる?ジュースばかり飲ませたら、後でお腹を下すかもしれないし、ここは麦茶にしておいたほうがいいかも……ナニ、アイスクリーム!?そんなもん買い置きしてないぞ……子供は次から次へとあなたに難題を押し付け、決定を迫ってくるでしょう。あなたは様々な要素をふまえつつ、その場を切り盛りしなければならないのです。
これらのトレーニングをこなせば、優柔不断なあなたでも、少しは自分で物事を決められるようになっているはずです。
優柔不断な男がモテになるためには、まずその優柔不断さを矯正することが大切です。元々物腰が柔らかく、人当たりがいいのがあなたの美点ですから、そこに素早く適切な状況判断が加われば、それは限りなくモテに近づくということになります。がんばって、優柔不断さを克服して、モテ男になっちゃってください!