婚活・恋活を応援!恋のビタミン
恋活・婚活を応援するサイト恋のビタミン
  1. 結婚相談所 サンマリエ
  2. >
  3. 婚活応援サイト恋のビタミン
  4. >
  5. 恋活
  6. >
  7. 今風の派手な女性と結婚したい独身中年男性の本音
今風の派手な女性と結婚したい独身中年男性の本音
恋活

今回登場してくれたAさんは、 東大卒で大手企業に勤務する46歳、独身。
この歳にして独身なのは、決して彼が異性に好かれないタイプというわけではない。
今風のちょい不良オヤジ的なルックスというわけにはいかないが、
かといって、実年齢以上に爺むさい風貌をしているというわけでもない。
どちらかという地味な印象だが、良くも悪くも平均的な40歳代半ばの男性と言っていいだろう。
彼の経歴を考えれば、これまでに良縁に恵まれていても不思議ではない。
だが、40歳代半ばを過ぎた現在も独身を貫き通している。
もちろん、彼が女性に興味がないというわけではない。
むしろ、本人としても早く身を固めたいというのが偽らざる本音のようだ。
だが、その彼の結婚を阻んでいるのが、彼の独特とも言える女性の好みだ。

「今風の若い派手な女性がタイプなんです。今だったらギャルとかお姉系の女のコが大好きなんですよ。『e●g』とか『小●魔ag●ha』みたいなギャル系の雑誌で、いつもチェックしていますよ。
結婚するんだったら、そういうコとしたいですね」

いい歳をしたオヤジがギャル系の雑誌をチェックしている姿というのも、ある意味異様ではある。
若い女性と付き合いたい願望は男性ならば誰しもあるし、
今風の女性が好きだというのも理解できなくもない。
ただ、多くの中年男性にとって、それはあくまでも願望であり、
ましてやそうした女性と結婚したい、と本気で考えているのは尋常ではないだろう。

「妥協したくないんですよ。結婚でも何でもそうですけど、
理想を高く持ってそれに向かって努力し続ければ、必ず目標を達成できると考えているんですよ。
実際、そうやって私は受験でも就職でも成功を収めてきたわけですから」

ギャルが理想が高いかどうかはともかく、Aさんの努力家で真面目な人柄をうかがわせるが、
40歳代の中年男性とギャルとの出会いの機会がない限り、努力のしようもないと思うのだが……。

「それはそうなんです(ため息)。さすがに勤務先の女子社員にはギャルなんていないし、
それっぽい女性がいる場所といったらキャバクラですからね。
もちろん、そういった場所にも行かないわけじゃないけど、
やっぱり女のコの方は商売でやっているわけだから、
そこから本当の恋愛関係というのは生まれにくいですね」

ギャルと接したければ、週に数回程度のキャバクラ通いで満足しそうなものだが、
彼の場合、ギャルと真剣に付き合いたいわけなので…。

「私の目標はあくまでもギャル系の女性との結婚ですから。しかし、現状ではギャルとの接点がない。
出会いの機会さえあれば、いろんな努力もできそうなもんですが……」

そもそも、接点も出会いもないギャルになぜ惚れてしまうのかが、よくわからない。
普通、恋愛関係というのは、女性と出会ったり接したりする中で醸成されるものだろう。
その意味では、Aさんの恋愛観は少々歪んでいるのではないか、と言わざるを得ない。

これまで、彼はどのような恋愛を経験してきたのだろうか。
次回は、そんな彼の過去の恋愛について検証していきたい。

「東大合格=女性にモテる」がよりどころだった

東大卒エリートのAさんの好みの女性のタイプは、ずばりギャルである。
地味な外見、40歳代半ばという年齢、東大卒で一流企業勤務という経歴と、
どれを取ってもギャルとはそぐわない、というか、
ギャルのようなタイプの女性とは無縁の人生を送ってきたと言っていい。
そんな彼は、これまでにどのような恋愛経験を経てきたのだろうか。

「正直言って、中高校生時代は恋愛とはまったく無縁でしたね。
受験勉強漬けの学生生活でしたから
女のコにうつつを抜かしている暇なんてなかったですよ」

理想を高く持ち、たゆまざる努力を続けるのが信条のAさんを表すエピソードではあるが、
中高生時代といえば多感な時期、女性に興味を持ったりすることはなかったのか。

「もちろん、私も男ですから当然ありました。
というよりも、本来は女性への関心は人並み以上に高かったと思いますよ(苦笑)。
同級生のちょっと遊んでいるヤンキーっぽい美形の女のコとかいいな、
とか思ったりしましたね」

少年時代から派手な女のコが好きだったわけだ。

「正直、勉強をしないで遊んでばかりいた彼女や男友だちのことは、
一線を引きつつも羨ましいと思う部分がありました。
ガリ勉の優等生だった自分とは違うジャンルに属している女性だからこそ、
なおさら惹かれたということもあるかもしれません。
でも、『東大に合格したら見てろよ』という気持ちで勉強に励みましたね。
東大に合格して成功すれば、
彼女のような女性も自分のほうへ振り向いてくれるに違いないと」

どうやら、Aさんの派手な女性好きは、
恋愛できなかった中高生時代のトラウマによるところが大きいようだ。
そして、東大合格=派手な美人をゲットできる、
という図式が心の中に自然と刷り込まれていったのかもしれない。

「確かに言われてみると、そうかもしれません。
受験勉強の後半はかなりつらかったんですが、合格すれば女性にモテる、
と無理やり自分に言い聞かせながら乗り切りましたからね(笑)。
そこまで頑張って東大に合格したんだから理想の女性と付き合えるはず、
と考えちゃったんでしょうね。
そして、私にとってその象徴が“派手な今風の女性”ということなんでしょうか」

Aさんが実際に女性と付き合うようになったのは、東大に入学してから。
時はバブル真っ盛りの時代。
そんなバブルに浮かれた大学時代、彼はどのような恋愛を経験したのだろうか?

バブルの波にも乗り、モテにモテた大学時代

東大に合格さえすれば女性にモテるはず、との思いで受験戦争を何とか乗り切ったAさん。
本格的な恋愛経験は大学入学後だったわけだが、実際のところはどうだったのだろうか?

「当時は“3高”なんて言われてたじゃないですか。私はとりあえず背も低いほうじゃなかったし、東大生だったのでかなりモテましたね。中高生時代に恋愛を犠牲にしてまで受験勉強に励んだのは間違いじゃなかった、と思ったものです(笑)」

“3高”とはバブル時代、女性が結婚相手に望む3条件のことで、高身長・高収入・高学歴であることを指す。Aさんの場合、学生であったため“高収入”とまではいかなかったものの、
それでも当時の好景気のおかげでバイト時給も高騰しており、学生としてはかなりの収入を得ていたし、東大生だけに“高収入予備軍”でもあった。モテないはずがない。
当時、若い女性の人気ファッションといえば、ワンレングスのロングヘアに身体の線もあらわなタイトなワンピースに身を包むという、俗に言う“ワンレン・ボディコン”である。
バブル時代、当世風の女性と言えば、このワンレン・ボディコンの女性たちだった。

「ずばり、ストライクゾーンでした(笑)。夜な夜な、そうした女性を目当てに合コンやディスコ、カフェバーなどでナンパに励んでいました。当時は決まった女性と付き合うようなことはなかったですね。振り返ってみると、これが私の恋愛の原体験だったような気がします」

女性にまったく縁のなかった中高生時代から一転して、女性にモテモテの大学時代――。
極端から極端へと、いくらなんでもふり幅が大きすぎる。結局、Aさんは一人の女性と段階を踏んできちんと付き合うというノーマルな恋愛を経験することなく、複数の女性ととっかえひっかえ付き合うことに……。これでは恋愛観が歪んでしまうのも無理もないだろう。
ちなみに蛇足ながら付け加えると、当時のAさんの女性関係が際立って乱れていたわけではない。普通の学生に比べて、少々遊んでいたという程度だろう。今となっては、そういう時代風潮だったと言うしかない。それは現在のAさんの地味なたたずまいを見てもわかろうというもの。

「就職してからもまだバブルは続いていて、女性関係は相変わらず派手でしたね。なまじ給料も良かったんで、余計に拍車がかかったという感じでした。ジュリアナ東京とか神楽坂のツインスターなんかでよくナンパしたことを憶えています。懐かしいなあ」

そんなAさんのイケイケな女性関係も、バブル崩壊とそれに伴う長期不況とともに終わりを告げる。また、30歳の声が聞こえてくると、浮かれていたAさんの周りの友人たちも地に足のついた女性との交際へシフトし、結婚して身を固める者も出てきた。
しかし、そんな中でもAさんの恋愛観は変わることはなかった。

 

ギャルとの結婚がラストチャンス?

友人をはじめとするAさんの周囲が次々と結婚する中、彼自身も決して結婚を考えなかったわけではない。

「もう30歳を過ぎていましたからね。私としても、結婚は現実的な問題として考えていました。ただ、身を固めるならあくまでも自分のタイプの女性、という線は絶対に譲りたくなかった。結果的に、そのこだわりが婚期を遅らせることになったのですが(苦笑) 」

Aさんがこだわる“好みの女性のタイプ”、これまでにも述べてきた通り、それは派手な当世風な女性である。だが当時は不況真っ只中、社会全体に活気がなく、男女ともに良く言えば“地道で堅実”、悪く言えば“貧乏くさい”というライフスタイルが定着しつつあった。そうした中では、いわゆる派手な女性など望むべくもない。

「あの時代は最悪でしたね。もちろん、当時だって“遊んでる女性”はいましたよ。でも、それは私の考える“派手な女性”とは少々意味合いが異なっていました」

そうする中、1990年代も後半になると、 “女子高生ブーム”が起きる。
元気をなくしている大人たちを尻目に、“携帯電話”や“メール”、“援助交際”など時代を象徴するキーワードとともに、女子高生たちが世の流行をけん引する存在となる。

「今のギャルと呼ばれる女性たちの原型みたいな存在でしたからね。私としても彼女たちには心惹かれるものがありましたが、30歳代を半ばにさしかかろうという男が女子高生と恋愛するというのは、いかにも非現実な考えでした。まあ、女子高の教師だったりしたら別ですけど(笑)。それに、何よりも法律に触れますからね。これまで努力して築き上げてきた学歴や会社でのキャリアを棒に振るなんてことはあり得ないですよ」

とはいえ、40歳代の男性が若いギャルと結婚したがるというのも非現実な話だと思うのだが、どうだろうか。それはともかく、こうした女子高生たちが高校を卒業し、今度は“ギャル”や“お姉系”と呼ばれる新たなジャンルの女性たちが登場する。

「私ももう40歳を過ぎていますから、結婚できるチャンスもあと数年でしょうね。ギャルがラストチャンスだと思っていますよ。とはいえ、出会いがない。現状だと見通しは暗いですねえ(ため息)」

Aさんの結婚が上手くいかない理由――。それは、ひと言でいえば“ミスマッチ”だろう。
年齢的なミスマッチ、タイプ的なミスマッチ、結婚適齢期的なミスマッチなど、多くの点において相手とのミスマッチが見て取れる。こうしたミスマッチが生じてしまうのは、Aさんが自身を省みることなく自分の理想ばかり押し通そうとしてしまうから。結婚や恋愛を成就するには、相手のことだけでなく己を知ることが大事だ。
次回は、そうしたAさんの思考や恋愛観について検証したい。

 

「恋愛とは理不尽」がわからない!?

学生時代、あらゆる楽しみを放棄して東大入学を果たしたように、Aさんは努力を重ねて現在の社会人としてのポジションを築いてきた。
一生懸命努力すれば必ず報われる、というのはAさんの信条でもある。もちろん、こうした点はAさんの美点でもあるのだが、こと恋愛に関しては必ずしもプラスに働いていない。

「努力というのは、必ず結果に反映されますからね。東大入試という難関をクリアできたわけですから、恋愛だって努力すれば必ず報われると思っています。だからこそ、自分の理想を追求しているわけです」

Aさんが自身を省みず、自分の理想を押し通す理由は東大合格という“成功体験”にある。
だが、恋愛は受験とは違う。そもそも、恋愛とは縁だ。
努力しなくても上手くいく者はいるし、努力しても上手くいかないときは上手くいかない。
Aさんには、そこがよく理解できていないのではないだろうか?

「勉強でも仕事でも、目標を定めてちゃんと努力すれば上手くいってきたわけです。そして、私にとって勉強や仕事で目標を達成するということは、最終的には理想の恋愛の成就という究極の目標があるわけですよ。もし、そういう努力が恋愛の成就に結びつかないとなれば、一体どうすれば理想の女性をゲットできるのか途方に暮れちゃいますね」

Aさんの努力する姿に惚れる女性もいるかもしれないが、そうではない女性もいるかもしれない。恋愛は相手次第である。

「でも、高学歴や財力のある男性ってモテますよね?」

もちろん、学歴や社会的な地位というのは男性の属性の一部ではある。そういうものを基準に男性を選ぶ女性だっているだろう。
もしAさんが自分の最大のセールスポイントが東大卒という高学歴にあると思うのなら、そうした女性を相手にすればいいだけの話。
だが、全ての女性にAさんのセールスポイントが通用するわけではない。ましてや、20歳そこそこのギャルに、そうしたセールスポイントが通じるとは思えないが……。恋愛とは相手あってのものだ。

「じゃあ、私がいくら努力してもダメなものはダメということですか?」

もちろんルックス、財力、社会的地位など、一般論として女性へのアピール材料はあるだろう。 だが、いくらカネがあろうと優しかろうとルックスが良かろうと、その女性にとって魅力を感じなければダメなものはダメなのだ。

「そこがわからないんですよね。努力してもダメなものはダメ、というのは理不尽じゃないですか。こんなに努力しているのに、こんなに好きなのに、それが報われないというのは辛いですね。今まで、何のために努力してきたのか……」

そもそも、恋愛というのは理不尽である。普通の人は、異性と接することを通して早い時期にそれを知る。 だが、Aさんは受験に没頭するあまり、思春期に女性と接する機会がなかったために、恋愛の理不尽さを知る機会がなかったのだろう。
今さら、そんなAさんの恋愛観を変えることは不可能かもしれない。もちろん、Aさんのような恋愛観に魅力を感じる女性だって、今後出てこないとは限らない。これまで繰り返してきたように、恋愛に“絶対”はない。
しかし、Aさんがギャルにこだわる限り、彼の恋愛成就の見通しは限りなく暗い。

恋のビタミンでは貴方の「隠れた恋愛傾向」や「理想の結婚相手」がわかる診断テストをご用意しています。
よろしければ、無料ですので診断してみてはいかがでしょうか?
人気記事