彩乃---ルックスも性格も特にということもないのに、なぜか男性ウケがいい女性っているじゃん。
性格はともかく、ルックスは負けてないのに、合コン行っても、その子のほうがモテてあたしはサッパリ、なんてことがしょっちゅう。
今回登場するR子(27歳)も、そんな子なのよ~。いたってフツーな感じなのに、超モテモテなんだよね。
真央---確かにフツーですね~。
さくら---真央ちゃん、失礼よ!
R子---いいの、いいの。そんなの自分がいちばんよくわかってるから。まあ、3人とも美人だとは思うけど、私のほうが絶対モテるもんね。
彩乃---にくたらしいけど、実際そうなんだよね。
で、今回はR子にモテる秘訣みたいなのを聞きたいと思ってるわけよ。
真央---確かにR子さんでもモテちゃうわけだから、その秘訣を聞けば、あたしらなんて、もっとモテちゃうってわけですかー。
さくら---だから真央ちゃん、失礼なんだってば!
R子---確かに、今のはね…
さくら---でも、男性を虜にするような秘訣みたいなものってあるんですか?
真央---色仕掛けで迫るとか、そういうのじゃないんですかー?
R子---ホント失礼だよね。なんか、教えるのがイヤになってきちゃった。
彩乃---まあまあ、そう言わずにさ。そのモテる秘訣とやらを教えてよ~。
R子---ルックスとか性格が良けりゃモテるって考えがちだけど、恋愛で重要なのは他にもあるんだよね。
真央---でもルックスがよかったら、絶対お得でしょう。
R子---そりゃ、良いに越したことはないけどね。
でも、ルックスが良けりゃ、即惚れる?性格が良けりゃ、即惚れる?
彩乃---良いなって思うことはあっても、すぐ惚れるということはないよね。
R子---でしょう?ルックスや性格が良けりゃ、すぐに恋愛関係に発展するっていうわけでもないんですよ。
さくら---ルックスや性格も、確かに重要な要素かもしれないですけど、自分の心の琴線に触れる「何か」がないと恋に落ちませんよね。
真央---「自分の心の琴線に触れる」っていうのは、具体的にはどういうことなんですか?
なんか言葉が難しくて、よく意味がわかんないんですけど~。「きんせん」なんて漢字で書けないですよー、あたし。
彩乃---要は、胸がキュンとしちゃうってことだよ。
胸がキュンとしちゃう瞬間ってあるでしょ。でも、そういうのって何か原因不明のことだったり、説明のつかないことだったりするじゃん。
さくら---そうそう、感覚的なことだから、理屈じゃ割り切れないですよね。
R子---異性の何気ない表情や仕草とかにキュンとしちゃうことってあるわけじゃないですか。むしろ恋に落ちるときって、ルックスとか性格よりも、そういう要素が大きいと思うんだよね。
さくら---確かに、それはありますねー。だから恋から覚めると、「なんでそんなことで……」みたいなことが多いですよね(笑)。
彩乃---そこが恋のマジックなんだよね。
R子---だから、そういうマジックを使いこなせれば、モテ女になれちゃうわけですよー。
真央---えー、そんな恋のマジシャンに、なれちゃうもんなんですかー!?
R子---そんなの余裕だよ。男性がキュンとしちゃうような仕草とか表情って、やっぱあるわけよ。それをマスターすればね……。私は「モテ仕草」って呼んでるんだけどさ。
彩乃---ルックスも性格も特にどうってことないのに、なぜか男性受けがいいR子(27歳)。彼女によると、モテる秘訣はルックスでも性格でもなく「モテ仕草」にあるということなの。 確かに、男女を問わず、キュンとする仕草とかってあるよね。
でも、そういうのって無意識のものが多いらしい。
そんなモテ仕草を使いこなせたら、R子のいうとおり無敵かも。
真央---あたしの究極のモテ仕草は、「ボディタッチ」ですけどね。
さくら---私はあんまりそういうのは好きじゃないな。
なんか男性に媚びている感じがするし、イヤらしい感じがしちゃうかも。
真央---でも、男性受けはいいはずだし、男性はみんな好きでしょ、そういうの。
彩乃---まあ、そういうところはあるかもね。中には、ワザとらしくボディタッチをする子もいるじゃん。あれは同性の反感を買うよね。
真央---いいじゃないですか、そんなの別に。男性に好かれるためにやってるんだから。ここは目的をハッキリすべきですよ。
よくいいますよね。二兎追う者一兎も得ず、って。
彩乃---大人にはいろんな人間関係があるんだから、
そういうわけにはいかないの!
R子---まあ、真央のいうとおり、ボディタッチは確かに効果あるし、彩乃さんのいうとおり、やり方を考えないと反感を買うよね。
さくら---それに男性だって、あんまり露骨だと引いちゃうんじゃないかしら?
R子---そうそう、だからボディタッチにも、やり方はそれぞれあって、不自然でないようなボディタッチをするべきなんだよ。
彩乃---不自然じゃないボディタッチって簡単にいうけど、
それが難しいんじゃないの?
R子---そうですか?自分のキャラを見極めて、そのキャラに合ったボディタッチをすればいいだけですけどね。
さっきさくらちゃんが、露骨なボディタッチは男性が引くんじゃないかっていってたけど、それはそういうキャラじゃない子だから引いちゃうんであって、見るからにお色気のある子が露骨なボディタッチをしても不自然じゃないから、男性は引かないと思うよ。
さくら---なるほど~。イヤらしくなく、ワザとらしくないボディタッチというのは、自分のキャラクターに合っているかどうかなんですね。
彩乃---確かに、そうだよね。不自然じゃないボディタッチが上手な女性というのは、自分のキャラの延長線上でボディタッチをするから反感を買わないんだね。
R子---そういうこと。不自然の基準も人それぞれで全然違うわけですよ。
真央---じゃあ、あたしと彩乃さんとさくらさんじゃ、ボディタッチのやり方も違うというわけかー。
R子---そうそう、たとえば彩乃さんは美人だけどサバけた男っぽいキャラだから、ボディタッチもそっと触るような感じじゃなくて、相手をぶつような感じかなー。
さくらちゃんはお堅いキャリアウーマンのイメージだから、あんまりボディタッチをするという感じではないんだけどね。
真央---あたしは~?
R子---真央の場合はう~ん……よくわかんないから好きにすれば。
真央---何ですか、それ!?(怒)
彩乃---不自然じゃないボディタッチはキャラに応じて、というのはよくわかったけど、真央みたいな子はともかく、まあ、ほとんどの女子が普通のキャラの持ち主なわけだから、やっぱり一般論としては ワザとらしくなくイヤらしくないボディタッチということになるんだろうね。
ただ、自分のキャラを見極めるというのは 単にボディタッチのためだけじゃなくて、恋愛一般にも必要なことだよね。
彩乃---男性に引かれず、同性の反感を買わないボディタッチというのは自分のキャラに合ったものじゃなきゃダメと話すR子(27歳)。
もっとも、モテ仕草はボディタッチだけじゃないわけで、それもビジネス、合コンなどシーン別に応じたモテ仕草があるのだそう。
さくら---「仕事命」の私としては、ビジネスシーンでのモテ仕草って、とっても興味ありますね。
彩乃---そうだよね。 キャリア志向のさくらには、ボディタッチよりもそういうモテ仕草のほうが合ってるもんね。
R子---たとえば、さくらちゃんなんてキレイな手をしてるんだから、それをアピールすべきだよね。
さくら---というと?
R子---美しいペンの持ち方で、サラサラっと文字を走らせるとかさ。
真央---おー、なんか仕事ができそうで、しかも女らしい感じでイイですねー。
さくら---確かに!
R子---ネイルとか指輪なんかにも気を遣うと効果も倍増だよ。
さくら---すぐにでも実践できそう!
彩乃---確かに、キャリアウーマン的な部分をアピールしつつ女性らしさも、そこはかとなく漂わせることができるという高等テクだよね。
ただ、さくらにはちょっと無理かも。
さくら---どうしてですか!?(怒)
真央---そうですよ。さくらさん、仕事もできるしキレイな手してるんだから、まさにさくらさんにピッタリのモテ仕草じゃないですか?
彩乃---だって、こういうのって仕事ができて、指先がキレイで、字がキレイなほうがいいんじゃない?さくらって、あまり字がキレイなほうではないから。
R子---えっ、さくらちゃんってそうなの!?
このモテ仕草は仕事ができそうとか指先がキレイとかっていう前に字がキレイだという前提があるからなあ。それだと厳しいよねえ。でも、さくらちゃんの字が上手そうなのに意外だねー。
彩乃---今はほとんどパソコンで手書きすることが少なくなってきたしね。
字の上手さはあまり仕事に影響しないと思うっていうのがさくらの持論だからねー。でも、思わぬところで墓穴を掘ったね(笑)。
さくら---放っといてください!
真央---でも、あれじゃないですか! 通信教育みたいなのでペン習字の講座みたいなのがあるじゃないですか。あれやったら、字が上手になるかも。
R子---そりゃ、字が上手くなるかもしれないけど、モテ仕草をマスターするためだけにペン習字なんてやらないでしょ、普通。
彩乃---字が上手になったら、意中の彼をゲットできるとかだったら別だけど、モテ仕草のためだけに、ペン習字っていうのは、少し遠まわりな気がするね。
それだったら、直接的にモテるための何かをマスターしたい!ってあたしだったら思うけど。
真央---ま、それはそうですよね。じゃあ、せっかくR子さんからご提案いただいたモテ仕草ですけど、さくらさんには、却下ということで……。
R子---さくらちゃん向きのいいモテ仕草と思ったんだけど……。残念。
さくら---ちょっと~。そんなこと言わないでくださいよー。
彩乃---モテ仕草というのは自分のキャラに応じてってR子が言ってたけど、自分の能力にも応じていなきゃダメみたいだね(笑)。
そういう意味じゃ、「自分を知る」ということは本当に大事だよねえ。
彩乃---前回はビジネスシーンにおけるモテ仕草ということで、R子(27歳)にご教授願ったわけだけど、あたしや真央にとってはあんまり使う機会が少ないかも。
なので、今回は日常生活でのモテ仕草を紹介したいと思います。
真央---確かにビジネスシーンでのモテ仕草とかいっても、あたしには、あんまり縁がないですもんね。
R子---真央なんて仕事サボってばっかなんだから、ふつうに仕事しただけで好感度アップでモテちゃうよ。真面目に仕事をすることが真央にとっては、究極のモテ仕草だよね。
さくら---(笑)確かに。
真央---放っておいてくださいよ!
彩乃---真央が真面目に仕事なんてするわけないんだから、そんなモテ仕草はあり得ないよ。そんなことよりも、「モテ仕草の日常生活編」を早く教えてよー!
R子---じゃあ、手っ取り早いところで、ゆっくり動くっていうのはどうですか?
真央---何ですか、それ?
R子---たとえば、ゆっくり喋るとか、人の話を最後まで聞いてから落ち着いて答えるとか、ゆっくりお茶を飲むとか、とにかくセカセカ動かないことだね。
彩乃---それってモテ仕草なの?ゆっくり動くことが、何か男性へのアピールになっちゃうわけ?
さくら---でも、一概にモテ仕草といっても、ワザとらしさが目立ったりすると逆効果じゃないですか。
彩乃---そうだよね。露骨な上目づかいだとか、ペロッと舌を出すみたいな仕草とかって、モテ仕草っていうよりも「ぶりっこ」って感じだよね。
R子---確かにそうかもしれないけど、そういう露骨な仕草でもキャラに合ってれば、まあアリなんですよね。
真央---ていうか、そんな仕草が好きな男の人も、いっぱいいるわけじゃないですか。「いくら何でもそりゃワザとらしいでしょ!」っていう仕草でも、アッサリやられちゃう男の人もいますもんねー。
さくら---ホント。どうして、そんなワザとらしい仕草にダマされちゃうんだろう?
彩乃---まあ、女性にはこんな仕草をして欲しいっていう男の願望だよね。女に言わせれば、「実際に、そんな仕草なんてするわけないでしょ」というか……。
R子---ま、そりゃそうなんですけど、モテれば何でもいいじゃないですか。
さくら---でも、それじゃ男の人に媚びているみたいで、私としてはそういうモテ仕草って感心しませんけどね、R子さんには悪いですけど。
R子---だから、何度も言ってますけど、結局自分のキャラに合ってるかどうかなんですよ。モテ仕草みたいな自己演出が、どうしたって似合わない人っていうのもいるわけで……。ここまで引っ張っといて、こんなこと言うのはアレなんですけど。
彩乃---まあ、本当はモテ仕草とかじゃなくて、自分の豊かな内面からにじみ出てくる仕草というのがベストなんだけどねー。
そんな見かけにこだわるより、まずは内面磨けよって話なんだけど、なかなか、そうはいかないのが実情なんだよねえ……。