私には付き合って一ヶ月半になる彼氏がいました。私が彼に一目ぼれをして、電話やメールで話し、そして初デートで思い切って告白したら彼も付き合おうって言ってくれました。すごく嬉しくて信じられないくらい・・・。彼はすごく優しくて私を包んでくれました。些細なケンカはたまにはあったけど、すぐ仲直りして、デートして・・。でもある日、映画を見に行ったんです。それから数日後、突然の別れを言われました。あまりに突然で信じられなくて・・・。彼が言うには元彼女を思い出したとか今は忙しすぎてやはり彼女はいらないと思ったとか・・・。付き合ってたときの気持ちが変わったとか・・・。すごくショックでした・・・。気持ちってそんなに急に変わるものですか?付き合ってたときの彼からは想像がつかないほどの急変でどうしても受け入れられませんでした。結局私は泣きながら別れましたが、いまだに彼が好きです。もう元には戻らないんでしょうか??お願いします・・・。助けてください。
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この質問に関する回答
このへんの男の心理を『源氏物語』はすごくうまく描いています。宇治十帖の匂宮という魅力的で色好みの貴公子がいるのですが、彼は「八の宮の中の君」と「夕霧大臣の六の君」という妻達がいながら、中の君の劣り腹の妹の「浮舟」のことも好きになって関係を持ちます。で、はじめは浮舟のことを熱愛し、「少しの間も会わないでいては死んでしまう」というような態度だった。その様子を『源氏』はこんなふうに描写します。「男は浮舟のことを、見れども見れども飽きず、ここといって欠点もなく、親しみやすくて、優しくかわいらしいと思っていた」。“されど”と、『源氏』は付け加えるのです。“かの対の御方には劣りなり”…あの中の君には劣っている…。「まして夕霧大臣の六の君の女盛りでお美しいあたりに置いたら“こよなかるべきほどの人”…まるで比較にならない程度の人…なのに、匂宮は夢中になっているときなので、またとないほど可愛いとばかりお思いになっている」(「浮舟」巻)と。 案の定、会うようになって二度目には「姉の女一の宮に召使としてこの女を差し上げたら、姉はきっと大切になさるだろうな」などと匂宮は思うようになる。一夫多妻が認められていた当時、しかも色好みの彼であるから、「女と別れよう」とは思わないものの、早くも女に対する気持ちはぞんざいなものになって、「姉の召使にしたらどうだろう」などと思っているのです。無理もありません。匂宮にとって浮舟は身分的な弱者の上、容貌だって妻達よりも劣るのですから。そのことに二回目のデートで匂宮は気づいたのです。
同じようにあなたの彼も、あなたと一月半つき合うことで、元彼女のほうが優れていたと判断して、別れを切り出したのです。だからあきらめなくては。浮舟は匂宮に執着したばっかりに、自殺未遂にまで追い込まれているのですよ。
でも、これはあくまで現時点での「力関係」ですから、その後、あなたが自分を磨いて、もっと強者になれば、この彼よりもずっとランクが上の男をとりこにすることも可能です。とにかく今は辛くても、彼にすがるようなことは絶対によしましょう。