最近彼と別れました。つき合いが半年を過ぎ、仕事の忙しさなどの状況の変化の中で知らないうちに自分の気持ちのままにわがままな振る舞いをしてしまい、相手を尊重すること、思いやりを忘れた振る舞いをしてしまいました。
気持ちにゆとりがなくなり自分のことしか見えなくなってしまいました。
そんな自分を反省して気づき謝ったのですが、それは状況のせいではなく性格だと言われ、そんな私を許せても愛する自信がないと・・・別れました。
今回の恋愛で今までの私の過去の恋愛も同じことが理由で別れていたのではないかと気づかされました。相手に思いやりがなく、恋愛に誠意がないのではと思いました。
もともと私は思いやりがない・・意識しないと思いやれない人間のように思えます・・・
こんな自分がイヤでとても反省しています。
どんな状況でも思いやりのある女性に変わりたいと真剣に思いますが日々どんなことに気をつければ自然にそういった思いやりが身に付くのか、またこういった恋愛を繰り返さずにすむのか・・・
方法があれば教えてください。
よろしくお願いします。
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
この質問に関する回答
ご自分がそれを意識したという、もうそれだけで一歩前進です。
さらに、思いやりのある女性に変わりたいと真剣に願うあなたなら大丈夫、今後は同じパターンを繰り返すことはないでしょう。
といっても、やはりちょっとした努力は必要です。
例えば、何か相手の人に喜んでもらえることをする、そんなところから試みられてはいかがでしょう。
相手は恋人に限らずもう少し幅広く、老人、子ども、友人など、あなたの周りの人に喜んでもらえることを何かして差し上げるのです。
それもモノではなく、自分の心と体を使って表現するのです。
ボランティア活動で、お年寄りの話を聞いて差し上げるなどもいい勉強になると思います。
恋愛も含めて人間関係は、これをしてあげたからこうしてほしいとか、与えてくれて当たり前という気持ちではうまくいきません。
そうではなく、相手が喜ぶことをしてあげたいとか、相手の喜ぶことが私はうれしいとか、そういう気持ちが大事です。
人間関係はビジネスとは違って「ギブアンドテイク」ではなく、「ギブアンドギブ」ぐらいの気持ちでいるほうがいいのです。
そういう謙虚な気持ちでいると、思いがけないうれしいことがあったり、相手に助けられたりします。
愛はこちらから与えないと、受け取れないものなのです。
今の時代自分のことしか考えていない人がたくさんいます。
人間関係がうまくいかず悩んでいる人もたくさんいます。
他人が喜んでくれることをみんなが実行すれば、世の中は平和にいきます。
だれもが相手を思いやる気持ちがあれば、戦争やいさかいなど起きないでしょう。
でも現実はそうではありませんよね。
「思いやり」と口で言うのは簡単ですが、実行するのはむずかしいということです。
あなたよりずっと年上の私だって日々反省の連続で、これはエンドレスです。
若いうちは自分に関心が強い分だけ、どうしても自己中心的になりがちです。
多分あなたの場合も自分のことで頭がいっぱいで、彼の気持ちまで考えるゆとりがなく、逆に自分のイライラをそのまま彼にぶっつけてしまったのでしょう。
「そんな私を許せても愛する自信がないと……」という彼の言葉はズッシと胸にひびきますよね。
多分、彼はいい人だったと思います。
でも、悔やむことはありません。
これは、だれもが通る道とも言えますから。
人間どうし摩擦（触れあいというべきでしょうか）があって、お互いを磨き合っていくものです。
石に例えれば、磨き合って次第に角がとれて丸くなっていくのです。
よく、「人は人によって成長させられる」と言いますが、これは本当です。
この苦い経験は、あなたを大きく成長させてくれるはずです。
今まで45度の視界でモノを見ていたのなら、次は180度で見られるようになりましょう。
できれば背中にも目をつけて360度で見られればいいのでしょうがそれは難しいとしても、少しでも広い視野で物事が見られるようになりたいものです。
そのためには、先輩たちの書いた本を読んでヒントを得たりするのも一つです。
そんなふうにして、次の新しい恋に向けて再出発してほしいと思います。