あなたは誤解されやすいタイプではないですか?
というのも、あなたのご相談を読んだ人の九割は「これは相談ではなく自慢では?」と感じると思うのです。
でも「胸が大きすぎてイヤ」という悩みは他人には「ケッ」と思われがちですが、本人はけっこう真剣なのですよね。
「近寄ってくる男はみんな私の胸目当てなのよ」と思えて、男性不信になってしまったりして。私は胸は小さいので、そういうのを聞いても、ああそうかと思うだけですが、あなたのお悩みは、「胸が大きすぎる」という悩み以上に、女性が聞くと、いっそう嫌味に感じます。
同時に、「羨ましい」と感じますよ。
「小悪魔的に見える」「なかなか手に入らなそう」「謎な部分」「顔つきがエッチ」…
これらは間違いなく、女としてはものすごいメリットであり武器ですよ。
普通はそのような天の恵みがあれば、めいっぱい活用して理想の男を得たいと思うものではない
でしょうか。
それなのにあなたのような発想になるというのは、もしや幼い頃から思春期までの父親との関係に問題があるのでは?と私などは勘ぐりたくもなるのですが、いかがでしょう。
もしやあなたは父親に十分愛されたという実感がないのでは。
それで自分に自信がもてず、自己評価も低くなっていて、「好きだ」と言われても、「この人が私を好きになるはずがない。この人が好きなのは私じゃなくて、私の外見なのではないか」などと思ってしまうのでは?　
それで、ひとたび付き合いが始まると、今度は、男の愛が信じられなくて、「ほんとにこの人は私のことが好きなんだろうか」と、何度も愛を確認しないではいられなくなって、それで男をうんざりさせてしまうのではないでしょうか。
つまり、しばらく付き合うと男があなたに飽きてしまうのは、外見とのギャップにがっかりするというより、あなたの自信のなさと、あなたがしつこくしてしまうためではないでしょうか。
「愛してるって言って」「なんで連絡くれないの」などと、しつこく言ってはいませんか?
と、私が偉そうに言えるのも、私自身そういうところがあるから、なのです。
でも、さっき書いたことと矛盾するようですが、相手がよほどどうでもいい男である場合はともかく、好きになると、女はそのように確認したくなるのは自然なこと。
だって、セックスをどんどん重ねていけば、やっぱり女はだんだん好きになっていくでしょうし、結婚したいと思うのが普通でしょう。
これは遊びだから、スポーツだから、と割り切って男と付き合ってるとしたら、そんなの恋愛でも何でもないと私は思います。
ただ、愛を確認したいのは自然であっても、それをあんまりくり返すと相手に嫌がられ迷惑がられるということ。
相手が好きなら、愛を確認したい気持ちをグッとこらえて、やり過ごすことは肝要です。
そして何よりも、自分の容姿をメリットとして受け入れ、自信をもつこと。
容姿に自信がもてなければ、仕事でもいいから、何か人には負けない自信をもつこと。
ほんとはその容姿だけで十分、人には負けない要素になると思うのですが、過去の親子関係のせいかなんだか、それはできないのなら、そうした過去を取り戻すことは無理なのですから、これから自分に自信がつく何かを身につけ、見いだせば良いのです。
そうすれば、あなたの容姿は、あなたの最大最強の武器となること請け合いです。
その容姿で、しかも恥ずかしがり屋。最高じゃないですか!　私が男だったら、ふだんはエッチっぽくて小悪魔的なあなたが、自分の前でだけ見せる恥じらいの表情とか、清純な要素を見つけたら、宝物のように大事にしてしまいますよ。