結婚を決めたくらいですから、
彼の良さを十分知っているはずなのに、彼といるとイライラしてしまう。
ありますよね、そういうことは。

一緒に生活をしたり、長くお付き合いしてみて、
初めて見えてくる彼の癖や習慣などもあるでしょうし、
二人の関係の慣れ合いから生まれる、相手の甘えなどにも、
ついイライラしてしまうことがあるものです。

でもそれはある程度、あって当り前だと思うのです。

育った環境の違う者同士が、共に生活をするということは、
いろんな違いや知らなかった側面が見えてきて、戸惑うのは当然なのですから。

そういうときは、
相手の弱点や欠点を、受け入れて「許す」心も必要ですし、
ときには「こうしてくれたら嬉しい」というように改善を提案し、
話し合ってみることも必要でしょう。

心を大きく持って、許せるものは許し、
改善して行った方がいいことは、
二人で話し合って、二人のやり方・ルールを見つけ出していく。

こうした過程は、夫婦になれば誰もが通る道なのではないでしょうか。

彼に限らず、みんな完璧な人間ではありません。
欠点もあるのが当たり前なのです。
あなたにも欠点はあるはずですし、それを彼が気づいていないとは思いません。

ですから、彼もあなたも「お互い様」なんですよね。

結婚生活は、相手と相談し、協力しあい、思いやりをかけ合って、
乗り越えていかなければならないことが多いものです。

ですから、彼の嫌なところが見えてきても、
ときにそれを許し、ときに話し合って、進んでいくべきでしょう。
欠点や気に入らないところだけを見て、腹を立て、
心の中で相手を責め続けるだけではうまくはいきません。

今は彼の良いところよりも、嫌いなところが気になっているのですから、
一度、冷静に彼を見ていくことも大事です。

彼の良い点はどういうところかを含めて、
もっと「彼全体の人間像」を見ようとする気持ちがあればいいですね。

「汗くさいところや、お風呂上がりのだらしない格好、仕事の話ばかりされること」・・・など、あなたがイライラしていることは、
どれも解決策はあるように思いますし、
あなたに心を許しているからこその、彼の言動なのかもしれません。
仕事の話については、あなたに仕事の大変さをわかってほしいのかも…。

もっと彼に踏みこんで、彼を理解してみることも大事です。

相手の良い点を知り、悪い点も知り、その上で
「この人と一緒に生きて生きたい」
「この人を支えていきたい」
と思えないなら、結婚は無理なのではないでしょうか。

そういう意味で、冷静に彼と、そして自分を見つめて、
彼と結婚生活をやっていけるか、考えてみてくださいね。