実は、この年で恥ずかしいのですが、
人に触れられるのがとても不快に感じてしまうのです。
特に男性に対しては、私自身が好意を抱いている人のはずなのに、
肩などを掴まれると逃げ出したい衝動に駆られます。
でも、それも失礼かと思い、その場は我慢するのですが、
その後は顔を合わせにくくなってしまいます。
それ以上の関係を求められるのが怖いからです。
女性の人は本当に、
男性の方と体の関係を持つことを望んでいるのですか?
私はそれすら疑ってしまいます。
恋人は欲しい。
でも接触したくないというのは、やはり無理がありますよね?
先のことを考えると、ずっとひとりでいるのは寂しいです。
どうすれば好きな人と触れ合っても平気になるのでしょうか?
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日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
一生結婚できないかもと悲観するより自分磨きを…
一歩踏み出すには、多少の勇気が必要で、
このままゴールまで進もうか引き返そうか、悩むところもなんだか似ているような感じがします。
子どもの頃、お化け屋敷に入ったとき、
オドロオドロしく登場したお化けに触られると、ものすごい恐怖を感じました。
男性が得体のしれない存在に思えるときには、その点も肝試しとよく似ています。
もっともお化けの場合、
本当は中に人が入っているんだ、と思えば怖さも半減。
同じように、男性がお化けでないという前提に立つなら、
触れられたとしても、必要以上に怖がることはないと、やがてわかるようになります。
ですが、好意を抱いている男性を生理的に受け入れられないとなると話は別。
本当につらいことだと思います。
実は私の周りにも、同じような悩みを抱えていた友人がいました。
ある程度、距離をおいて話す分には大丈夫なのですが、
近くで男性に見られたり、肩に触れられたり、横に座られただけでもゾクゾクと寒気に襲われる。
好きになった男性と映画を見に行ったときも同様。
途中で気分が悪くなって帰ってしまうくらいですから、悩みはとても深刻でした。
そんな彼女ですが、いまは男性を恐れるどころか、
結婚して、自分のほうが相手に恐れられているという状況にまでなっています。
その克服法はいたってシンプル。
自分の体質を変えるのは難しいので、生理的に合う男性をとにかく探したということでした。
たとえば、まず男性という前に、人間として尊敬できる人であること。
あせらずに待ってくれる性格。
ギラギラしている肉食動物のような男性ではなく、
草をのんびりと食むようなタイプがどちらかというと合うようです。
そして、出会いを待ちながら自分を磨いていたといいます。
自信がつくと、男性への嫌悪感や恐怖心が和らいだといっていました。
そもそも人は誰でも“不快ゾーン”というのを持っていて、
アメリカの心理学者・パターソン博士によれば、その距離約60センチ。
それより人が近づくと不愉快になり、離れると不安になるそうです。
ですから一生結婚できないかも…なんて悲観する必要はありません。
不快ゾーンを突破してあなたを驚かせてくれる“お化け”のような男性を待つ間、
自分をピカピカに磨いておきましょう。