私が小学生だった時から、父はほとんど働かず、不倫もしており、
高校生の時に両親が離婚をしました。
そのせいか、私は結婚に夢がまったく持てません。
今までお付き合いした人の中にも、「結婚しよう」と言ってくれた人がいたのですが、
結婚を意識した後、どんどん相手が嫌になってしまい、結局別れました。
ここ数年は、いつもこのパターンで別れてしまいます。
また、お付き合いをしても、ひとりで出かけたり、
友だちに会う時間を重要視しすぎるのか、相手に「寂しい」と思わせてしまうようです。
私としては、頻繁に会っている彼氏よりも、
時々しか会えない、友だちをついつい優先してしまうのです。
しかし、周りは結婚ラッシュ。
もしくは彼氏と楽しい時間を過ごしている人ばかりです。
そんな友人たちをうらやましいなあと思いつつも、
私は育った家庭環境が悪かったのだから仕方ない、と自分に言い聞かせて、
仕事と趣味の時間を過ごしています。
妹もこんな感じなので、母親は心配しているようです。
私としても、友人並みの恋愛や結婚ができれば、母親も喜ぶと思うのですが、
冒頭で述べたように「付き合う→結婚を意識する→別れる」の繰り返しなので、
嫌気が差していますし、先行き心配です。
これは本当に家庭環境のせいなのでしょうか？
それとも私の人間性に何か問題があるのでしょうか？
結婚情報サービス・サンマリエのベテランスタッフ。
日々多くのカップルを見届けている、いわば『恋のプロフェッショナル』。長年たくさんの会員さんの恋の悩みにお答えしてきたノウハウを存分に活かし、あなたのご相談に親身にお答えいたします。
家庭環境のせいにしていても、何も変わりません
影響を及ぼすことは、よくあることだと思います。
あなたはお父さんのことで、傷ついたことが多くあったのでしょう。
もしかしたらその体験から、愛した男性に傷つけられるのを恐れ、
無意識に自己防衛してしまっているのかもしれませんね。
本当は好きなのに、相手から傷つけられる前に、自分から恋愛関係を壊してしまう。
魅力がたくさんあるはずなのに、相手の嫌なところばかりを見て、きらいになってしまう。
そんなパターンを繰り返しているのではないでしょうか。
ですから、あなたの質問に答えるならば、
「家庭環境」の影響から生まれた「あなたのネガティブな思考グセ」が、
恋愛関係にあらわれている、と言えるのかもしれません。
これをトラウマと呼んでいいのかわかりませんが、
この原因が、たとえ「家庭環境のせいだ」とわかっても、
自分の状態を家庭環境のせいにしたり、親のせいにしているだけでは、
何も変えることはできないと思います。
あなたは「家庭環境が悪かったから、仕方がない」と書いていますが、
例え、どんなにつらい家庭で育っても、人生を輝かせて生きる人はいくらでもいます。
だからあなたも、人生を輝かせる生き方を自分で選択していきましょう。
大事なのは、あなたがこれからどう生きたいと思っているのか、
どんな人生を生きたいと思っているのか、ということです。
そして、そういう方向へ自分を変えられるように、努力することです。
誰かとあたたかい心を通わせて、安らげる家庭を持ちたいと思うなら、
あなたが周囲の人にあたたかい心を持てるように、努力していくことでしょう。
友だち、家族、あなたの周囲にいる人。
その人間関係の中で、どれだけ思いやりを持ち、
愛する心が持てるか、愛する心を大きく使えるか…、
それをやっていくことが大事だと思います。
人を愛する幸せを感じることができると、自分をもっと好きになれる気がします。
自分を認められる人は、他人のことも大きく認められる人です。
愛の心を大きく使えるようになると、他人の欠点を許せるようになるでしょう。
あなたの望む幸せな生き方を、できるようになってほしいと思います。
幸せになりましょう。頑張ってくださいね。